プラシド・ドミンゴのオペラリアの結果出る

プラシド・ドミンゴがいま何歳か、知っていますか。84歳なんですよ。もうそんなお歳なんですよね。1941年生まれ。アルゲリッチと同い年です。このお二人はとんでもなくずば抜けたキャリアを持ち、老いてなお第一線で活躍というとてつもない方々なのであります。

アルゲリッチとドミンゴで違うところは?ドミンゴはコンクールをやっているがアルゲリッチはやっていない。オペラリアというコンクールをドミンゴはずっとやってるんですね。このコンクールは毎回開催地が違う、というところがとてもユニークで、東京でも一回やってるんですよ。ほーさよか。オペラとアリアを合体させてんのかと一瞬思いますが、Operaliaと書くのでブブー、違います。

liaというラテン語風の語尾をつけて、「オペラに関するものたち」「オペラの祭典」「オペラの世界」というニュアンスになります(chatGPTとの会話より)。

毎度毎度スポンサーを募ってやるんだったと思いますが、1993年から続いていて、もう今年で32年目になるわけです。ドミンゴが52歳の時に始めたというわけですね。オペラ歌手としては通常50を過ぎたらもう引退も近い、あるいは引退しちまっている、みたいなケースもあるなか、ドミンゴはまだまだ歌い続けたわけなのですごいですね。

しかもこのコンクール、有名な歌手をたくさん輩出していて、極めて重要なコンクールなのであります。最近ではエルザ・ドライジグ、リーゼ・ダヴィドセン、アイーダ・ガリフッリーナ、プリティ・イェンデなど、なお第1回が開催されたのはパリで、そのときはニーナ・シュテンメが勝利しております。スターが続々!!!!!

で、今年はブルガリアのソフィアで開催されました。優勝したのはジョージアのメゾ・ソプラノ歌手、エカテリネ・ブアチゼ、そしてルーマニアのバリトン歌手、ミハイ・ダミアン。ブルガリアの著名なソプラノ、ソーニャ・ヨンチェヴァも審査委員を務めたということなので、うむ。実に正しい。

お二人の名前がこれからオペラ界できっと出て行くことでしょう。

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