ニューヨークのマネス音楽院といえば名門中の名門でありまして、ジュリアードやなんかと並ぶほどの知名度を持っておりまして、著名な卒業生は?チョン・ミョンフン、セミヨン・ビシュコフ、マレイ・ペライア、リチャード・グードやビル・エヴァンスもそうだ。そうそうたる名前だね。
さて、そのマネス音楽院の非常勤講師たちが結束してストライキをしているという話でありまして、ストライキという言葉を久しぶりに聞いたかなと思ったのですが、労働者が条件の改善を求めて闘うというのは重要なことなのでもありましょう。音楽院の公式サイトに行ってみたところトップページの上部にもストライキの事が出ていますね。
スト中の女性に話をきいているこの記事によりますと、なんとマネス音楽院の授業料(年間6万ドル=800万円以上かかる、と書いてあるみたいで仰天したんですけど、これは私の誤解であると信じたい。高すぎる!)のうちの87%までもが非常勤講師代に消えるということだそうで、めちゃくちゃたくさん非常勤講師さんがおられるということになるのか。あるいは正規の教授がめちゃ少ないということでもあるのでしょうか。
https://van-magazine.com/mag/mary-barto-mannes-strike/
そしてここからが「すげー!」という絶叫ポイントなので覚悟して頂きたい。マネス音楽院の非常勤講師の時給はいくらか。さあ、いくらかご想像ください。
時給はなんと70ドル!(約9,400円)どっひゃー!いちにち5時間教えたら350ドル!(47,000円)ニューヨークは物価が高いとはいえ、これはなかなかな数字のように見えますがどうでしょうか。しかし他の部署の平均時給は130ドル(17,000円)とあって、またびびる。どっひゃー!繰り返しますが時給です。日当ではありません。他の部署というのがどこを指すのか判りませんけれど、たとえば事務職が時給130ドルとかもらえたらもう言うことありませんなとか思うのは私が貧乏性だからでしょうか。
それでも全然低い、ということで闘っておられるそうです。アメリカしゅごい、と指をくわえる。
日本でもたくさんもらえるようになるといいね!そうだ、私も自分の時給が70ドルになること目標としよう。そしたら一日5時間、週4日はたらけば一ヶ月5,600ドルだ。75万円が月に稼げたらもう十分すぎる!!(夢を見るのはただ、計算してみるのもただです)
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