シャルロット・サリュースト=ブリドゥーさんがキアロスクーロ弦楽四重奏曲の新しいメンバーとなった、というお話です。
キアロスクーロ弦楽四重奏団は日本にも何度も来ているし、そもそもリーダー的存在であるヴァイオリニストのアリーナ・イブラギモヴァも日本で人気の高い演奏家だし。でも、キアロスクーロという名前そのものは、私自身は以前からよく知っていたわけですが、どういう意味なのか、ということに関してはずっと放置プレイにしたままでしたごめんなさい。我が家の庭の芝生と一緒です。放置してごめん。だが、ですよ。意外と、これを読んでいるあなたもキアロスクーロの名前を知らないのでは?ギクッ!!
ググって見なはれ。簡単に一発で出てきましたよね。イタリア語で、陰影法、みたいな意味らしいです。絵画の手法ですね。明るいところ暗いところ。いわゆるコントラスト。ルネサンス時代にはじまった?技法のようであります。
言って見れば谷崎潤一郎の陰翳礼讃みたいなもんですかね。暗いところに明るい何かが浮かび上がることで、さらに明るい何かが際立つというわけだ!!
なるほど!今日は賢くなった!!
という話が本筋なのではなくて、キアロスクーロという名前を冠した、つまり陰翳を大事にしようぜ、という意識に意識的なカルテット、キアロスクーロ弦楽四重奏団のメンバーチェンジ。14年近くヴァイオリンを務めたパブロ・エルナン・ベネディさんが退団し(今年の春の来日でも来ていなかったようなので、すでに何かが起こっていたということも考えられるわけです)、代わりにシャルロット・サリュースト=ブリドゥーさん。これによって75%女性だったところが100%女性になったのだ!
100%女性のカルテット、ぼつぼつ増えていますが、またここに100%が完成したのである!!子どもには果汁100%。弦楽四重奏も、いや、音楽の世界でも、なんであれ100%っていうのはスカッとしていて気持ちいいですね!(特に深い意味はありません)
なおシャルロット・サリュースト=ブリドゥーさんはもともとロンドンでイブラギモヴァに師事していた人物のようなので、そういう意味でも、音楽に親和性があるのかもしれない。
今後のますますの結束と長い活躍をお祈りしたい。
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