ソレム・サン・ピエール修道院というと「グレゴリオ聖歌」とすぐに出るぐらいに有名なところです(たった今知った知識を偉そうにひけらかすやつ)。
それよりも私はその昔、ソレム天神っていうアパートに住んでいたことがあるんだよね。ソレムってなんだろうなってずっとぼんやり思っていたんですけれど、謎が氷解したかもしれない。もしかしてこの修道院のある街の名前から付けられたのではないか!!
であればもしかしてすごく敬虔なカトリックの方がオーナーで、溢れる思いから名付けられたのかもしれない。だがその直後に「天神」っていう来るというのもまたすごいことだ。そうか、ヨーロッパの信仰と日本の信仰が組み合わさった、かつてなく壮大な名前だったのだ!!ババーン!!
朝からこの衝撃よ・・・。
いや、衝撃はそちらではなくてですね、このソレム修道院はグレゴリオ聖歌の研究とかで知られているフランスの修道院で、録音も早くからいろいろリリースされていて、恐らく中世音楽ファンの方々にとっては非常に貴重な存在なのだろうと想像いたします。違っていたら教えてたもれ。
そこに保存されている総数400,000ページにもおよぶ写本をデジタル化して(たぶん)誰でもアクセスできるようにする、というプロジェクトが動き始めたそうです。このプロジェクトはRepertoriumと名付けられ、主導するのはアメリカ人のジョン・アンダーソンという人物だそうです。EUから300万ユーロ(4.6億円以上)もの莫大な助成金を得ているということですから、テッテテキにすごいものが出来るであろう。
400.000 pages de manuscrits vont être mises en ligne – Diapason
https://www.diapasonmag.fr/a-la-une/400-000-pages-de-manuscrits-vont-etre-mises-en-ligne-39221.html
この方は既に2020年、別の修道院のグレゴリオ聖歌を3年かけて収録したNeumzと名づけられたサイトも(アプリも)リリースしている。おどろけ、その全長は7000時間にも及ぶという!キエー!!!!一部はYouTubeにもアップされているんで、よかったらどうぞ。
しかしこのたびの件は40万枚もの楽譜なのだそうで、それはどうなのであろう。もちろん破損しているやつとか一部しか残ってないやつとかもあると思うんですけど、歌えるものを全部歌って収録しようということに仮になった場合、いったい何時間が必要になるのか・・・ゴクリ・・・。
日本人は全集大好き!全集大好物!なんですが40万ページのグレゴリオ聖歌はさすがにきつそうだなあ。
つわものどもの登場を待ちたい(聴くとは言っていない)。
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