もう師走がはじまって一週間が経たんとしております。ああ、2023年よさようなら、2024年こんにちは。そんな気持ちになってきました。
スーパー高速、それが12月と書いて「しわす」と我々が呼ぶものの正体である。
今年のベストコンサートという言葉が語られるような時期ですね。振り返り、そして未来について語らおうではないか。そういう感じです。ニューヨーク・タイムズにも今年のベストコンサートという記事が出たですよ。
Best Classical Music Performances of 2023 – The New York Times
振り返ってみますと今年はついにコロナという言葉が忘れられていき、マスクの着用についても個人の判断となり、あんなにコロナコロナと騒いでいたのがどこへやら、むしろインフルとかアデノとかそっち方面が猛威を振るった的な感じもいたしますね。2020年の春以降本当に不思議でつらい数年でした。さようならコロナこのまま消えていってくれ本当に。
というわけで今年のニューヨークではいろいろと面白い公演があったということがかかれていて、素晴らしいことだと思いながら読んでおりました。例えばネトレプコのブーイング混じりのコンサートについても触れられていて、そのブーイングへのネトレプコの対応の瞬間がなんともいえない時間だったようで、実際の歌よりもそこの部分から、ベストコンサートであると言えよう、みたいなことが書いてあって、結局人間とはストーリー、物語、あるいはその解釈に頼らざるを得ない生き物であるなあとも思うのでありました。
そしてニューヨーク・タイムズにただ一人、日本人アーティストの名前が出ていまして、ご本人としては日本人というよりもコスモポリタンであるかもしれません。しかし日本語を母語として話し、日本でも育った方であるからして、日本の誇る世界のスターだ!
内田光子のベートーヴェンの最後のソナタ3曲が素晴らしかってん、と書かれていました。やはり嬉しいものですね。これからのますますのご活躍を祈るとともに、日本の若い世代から世界的なスターがボンボン生まれることを願っています。一番近いところにいるのは藤田真央でしょうか。ますます輝いていって欲しいですね。
皆様にとっての今年のベスト・コンサートは何だったでしょうか?私は・・・ジョルディ・サヴァール!(当然)
コメント