ズービン・メータ90歳!
とはいえ4月末にお生まれなのでまだまだ89歳ですが、なんかこう、89っていう数字って気持ちよくないですか。90ではないし、素数だし、1足せば90だし。自分でも何言ってるか判らないけど、でもなんか気持ちのいい数字ってありますよ。うん。
いよいよ89も終わらんとしていて、90へ。ちぇっ、ずっと89でいたかったな。そうも言ってられんのよ。人生は一方通行ですから。
1月に地元のインドで、なんと地元のオケではなく、ベオグラード・フィルを指揮する。ソリストにはラン・ランとピンカス・ズーカーマンを起用。1月15日および16日に、ちがうプログラムを指揮!!
これはなかなかであります。二日連続で、違うプログラムをやる。体力大丈夫ですか!!すごいですね!なおプログラムは全部違っていて、1日目がフィガロ序曲、ベートーヴェン皇帝(ラン・ラン)、そしてベートーヴェン7番。2日目はバルトークのルーマニア民俗舞曲、モーツァルトの5番(ズーカーマン)、ベートーヴェン英雄。
まあこういうプログラムならなんとかなるのか。しかしリハーサルだってけっこう時間かかるだろうし。あと、ロサンゼルスからヨーロッパに飛ぶのは無理だったがムンバイならオッケーなのか。むしろムンバイの方が遠くね?
で、なんでベオグラード・フィルかというと、メータが1958年にはじめて指揮したオーケストラだったから。初心を忘れぬというか、きっかけをくれたオーケストラに対しては特別な思いがきっとありますよね。そういう意味でとても重要。
メータ「 私は世界中のオーケストラを指揮してきましたが、ベオグラード・フィルハーモニー管弦楽団は最高のオーケストラの一つだと言えるでしょう」。
これ以上嬉しいリップサービスもない!燃える!ベオグラード・フィル!!
普段から「もっといい指揮者連れてこい!!」とか言って文句言ってるやつらも本気で演奏するだろう。オーケストラも本気になる時がある。とても大切。あ、普段からもちろん本気だと思う。


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