ガン治療から復帰したウェルザー=メストが、音楽監督を長く務めたクリーヴランド管弦楽団との任期を延長せず、契約満了となる2027年6月をもって退任することになりました。2002年からということなので、25年間はオーケストラ市場最長となる予定。
ニューヨーク・タイムズにバーン!とでかい記事が出ているのでお読みになるといいですよいろいろ興味深いことがかいてありますね。18歳で交通事故にあってヴァイオリンが弾けなくなったので指揮に転向したとか、最初の活動はロンドンでもチューリッヒでもコテンパンにけなされたとか、そういうのがやっぱりあったんですね。クリーヴランドでもかんぜんになじんだと思うまで6シーズンかかったと書いてあって、すごい、長期的な視点で考えることの出来る人なんですね。
‘Everything Has a Time’: Cleveland’s Longest-Serving Conductor Plans His Departure – The New York Times
ちなみにクリーヴランド管の歴史でいま一番長いのがジョージ・セルで1946-1970年。そのセルに2026年で並び、2027年で超えることになる、と。あとドホナーニの18年っていうのも長かったですね。
ウェルザー=メストはギラギラ輝く銀幕の大スター!(どういう表現)というタイプでもないので、なんとなくわかるっていうか、こう、インスタントにぱっと燃えるのもいいが、じっくりと熟成するタイプっていうの?そういうのもいいですよね。
私もじっくりと腰をすえて会社を成長させていきたい。じわじわと、ゆっくりと。ふりかえってみて、ああ、といつか思える日が来ることを願って、日々パソコンに向かい、電車の中でもラップトップを広げ、アハアハと笑いながら赤いちゃんちゃんこを着る日を迎えたいと思うのである。
では、みなさんが思っていることをここに書いておきますね。ウェルザー=メストはこのあとどこかの音楽監督をするのかな?そしてクリーヴランドの音楽監督になるのは誰?
※本ブログで当初今年6月を持って退任と記載しましたが2027年6月の誤りでした。お詫びして訂正いたします。
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