ピタゴラスの定理は間違いではないかという最新の研究結果

心地よい音の響きとは何か。ちゃんとハモっていることだね。それがピタゴラスの定理であって、4対3(完全4度、ドとファとか)とか3対2(完全5度、ドとソとか)の単純な割合で生み出されると信じられていて、そこから少しでも外れると不協和音だ、というものでした。

しかしそれが間違っていたかもしれないという最新の研究結果がケンブリッジ、プリンストン、マックス・プランク研究所の研究者たちが突き止めたというのです。とんでもない発見だ!!!

研究結果によると、人間はこの数字の比率に完全に一致することを好まず、わずかにずれている方を好むのだそうです。「なぜならそれが音楽に命を与え、魅力的に感じるから」なのだとか。なんだか曖昧だが、そうなんか。

特に西洋音楽にあまりなじみのない楽器についてはその傾向が顕著なようです、鐘、ドラ、木琴の一部、ていうかもっと具体的にはガムランで使われる楽器「ボナン」について調べたところ、そうだったというのです。

オンラインで4000人以上の人に参加して貰い、235,000もの音を聞いて判断して貰った。完全な協和音、わずかに高い、わずかに低い音を聞いてもらい、どれが好きかを選んで貰う。そうするとジャワの音楽を知らない人でも本能的に伝統的な西洋音楽の協和音ではない音を選んだようなのですね。

人間の直感力のすごさということですか。音色、音質、あるいは倍音、それらが複合的に関係しているということですか。

面白かったのでもっといろいろちゃんと調べてみたいなと思ったのですがいまはその時間がない(フェルマー的な)。上のご紹介も大雑把に訳して書いているので、ところどころ間違っているかもしれません。オリジナルの論文は英語でここにあるので、うひょひょおもしれーと思った方は読みにいってみてくださいね。

新しい音楽の概念へようこそ。

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