《美しく青きドナウ》が宇宙にむけ発射。ポペルカ指揮ウィーン交響楽団のライブ録音、5月31日。

バズ狙いとか、拡散が、とかバズったもん勝ち、とか言いますけれど、これこそ究極の無駄というか、いや、究極っていう言葉を使うのはふさわしくないか。宇宙に向けて電波で拡散するんだから史上最強の拡散なんじゃね、とかそういう軽口の一つでも叩いて、ハハハって笑って、そのあとに一抹の寂しさみたいなものも感じたくなる、というものですね。意味わからんけど。

世界のワルツ王!!ヨハン・シュトラウスII世が書いた屈指の人気作、《美しく青きドナウ》が宇宙空間に発射されるんだってさ。5月31日にポペルカ指揮ウィーン交響楽団が演奏する予定の音源だそうです。

あれ待って?ボイジャーに積まれたレコードにこの曲入ってなかったっけ?と思ったあなた、賢そうで賢くない。乗ってないんだって!そうなのか。積まれている音源はグールドのバッハとかだったっけ?

ワルツ・イントゥ・スペースとかいうわけわからないサイトも爆誕していてですね、なぜか様々な言語で書かれていてですね、日本語も闊達だからこれはAIが訳したんじゃないな、人間の手によるものだ。訳したと言う方、石を投げるようなことはしないので、おとなしく名乗り出なさい!!(でなくていいです)

あなたもこのプロジェクトに参加しよう!無料だよ!という励ましを得て、私も参加してしまった。この曲に13,743あるすべての音符に1人ずつ、参加できる?ようになっていて、私にもわけのわからない音符が割り振られてしまいました。証明書も送られてきたよ。どうしてくれんねん。これ、音符が割り当てられてなにかいいことある?ニュースレターが送りつけられるようになるらしいぞ。かえってうざそうじゃないかやめてくれよ!

何かいいことが起こりそう、では全くなさそうなのが実にふざけていて、しかもシュトラウス一家の末裔やポペルカ含む各方面からメッセージも寄せられていて、どこまで本気で、どこまでが冗談なのかの判別がまったくつかないところがなおいいのかも。

なお電波でこの作品が飛ばされると、23時間でボイジャーを追い越すそうです。やったね。しかし理系ではない私にはなにがどうなのか全く想像もつかないのだが、遠からず宇宙人に行き当たって、地球の音楽すげえ、ってなってくれるんか。そうなることを私も期待しています(期待していません❤)

一部関係者のノリだけで突き進んでいるに違いないこのプロジェクト、日本語でも読めるのでぜひ読んできてほしい。そしてアホすぎる、と独りごちたあとに、プロジェクトに参加ボタンをボチー!!されることをおすすめしたい。ボチー!しても特に損することもないから。得することもないかもしれないけれど。まあええやん。

ごきげんよう。

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