ウィーン少女合唱団、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートに出演

ウィーン少年少女合唱団だと勘違いなさって方も多いのですが、ウィーン少年合唱団です。少年しか入団できません。

伝統と信頼の積み重ね、ウィーン少年合唱団にはシューベルトも在籍していたし、ハイドンも時々歌ってたことがあるとかいいますけれど、どれだけ古い団体かご存じですか。

テレビとかで目にする団体だし、ドラえもんの映画で歌っていたり、CMで歌っていたりしたので、わりかし新しい団体か、とかつい思われるかも知れませんけれど、じつはなんと驚き桃の木、500年以上の歴史を持つという驚愕の長寿団体なのであります。

1498年創立、なんと来年は525年周年というからおっそろしいではないか。おめでとう525年!サンキュー525。次の記念イヤーは関西人的には551年として欲しい。蓬莱のコラボCMが爆誕することはまず間違いがないだろう。ああ早くこないか、2049年!!

ところで「1498年」とグーグルに入れたら「1498年にインド航路を発見したバスコ・ダ・ガマの出身国はどこ」とクイズをグーグル先生に出されてしまった。ヴァスコ・ヴァシレフなら知ってるんだけどなあ(マイナー過ぎ)と思いつつ真面目に、ヴァスコ・ダ・ガマは世界を旅したポルトガル人です。この頃日本は室町幕府がめちゃくちゃになっていた戦国時代です。応仁の乱なら1467年です。

いやあ、きょうは日本史の勉強が出来ました。終わり。

終わってはいけませんでした。ウィーン少女合唱団というのが2004年に、ウィーン少年合唱団に対応するものとして設立されていた。それすら無知な私は知らなかったのですが、とてもよいことですね。そのウィーン少女合唱団が、2023年のウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートに出演するという話です。すばらしい。

https://germany.detailzero.com/news/195605/New-Year%E2%80%99s-concert-of-the-Vienna-Boys%E2%80%99-Choir-girls-sing-along.html

参加するのはヨーゼフ・シュトラウスのフランス風ポルカ「上機嫌」op.281だそうです。プログラムはすでにウィーン・フィルのサイトで発表されていますので、ご覧ください。あ、このへんねっていうことで、世界の変化を目にするまたとないアタックチャンス!!!さらに倍!!

超保守が基本のウィーンにあって、少女の合唱団が参加するというのは、まさに時代の流れですね。変化に対応している。やがて少女合唱団と少年合唱団が合体して、少年少女合唱団になるとなおよいかもしれませんね。

日本の私たちも硬直した老害になってはならず、時代の変化に対応していかなければなりません。

コメント

コメント一覧 (1件)

コメントする