世界トップテノールのラモン・ヴァルガス、ソウル大学教授に就任

ラモン・ヴァルガスはメキシコ出身の大スターテノール歌手。ソウル大学はいわゆる日本における東大にあたる、由緒正しき、最高の教育機関であります。そのソウル大学の教授に、世界的大スターテノール歌手が就任するというのは驚きであります。桃の木であります。山椒のなんとやらであります!(木やろ)

しかしヴァルガスも65歳なんですね。公式サイトとかオペラベースとかをみても、活動はもうあまりしていなさそう(しているということでしたら申し訳ございません)。国際的なキャリアのスタートは1992年にパヴァロッティの代役としてエドガルドを歌ったときで、93年にはスカラ座にデビューしてフェントンを歌った、と。30年以上前か。すっかりベテランさんやね。

しかし世界的な大スターが韓国の大学で教授になり、教えるというのは、なかなかの話題というか、そうきたか、という思いでもあります。

韓国の歌手の活躍は著しく、残念ながら日本の歌手の比ではない。コレアには未来性があるから教えに来てくれるのであって、ジャパンはそうではない、というのは、うらやましいとおもうと同時にちょびっと残念な気持ちにもなるのであります。

日本も頑張れ、我々頑張れ、と自らにはっぱをかけていく、そういう精神が引き続き求められるのであろうな、と、指をくわえてみておりますが、とりあえず珈琲でも飲んで落ち着けよおっさん(自分のこと)、と心を穏やかにしております。

コメント

コメントする