ヴァン・カイック弦楽四重奏団ツアーブログ【その3】良く弾き、よく食べる

Photo: MATSUO JUNICHIRO

祖母の家に行くと大量のご飯が出てきたものです。大学生になって東京に住むようになり、実家にかえると大量のご飯が出てきたものです。ありがたいことです。よく食べる、それが若者の務めの一つでありましょう。

ヴァン・カイック弦楽四重奏団は、実はコンドーというお名前からも、そしてどことなく、ほら同じクラスにいたよね、近藤くん。そんな趣のあるお顔をお持ちの通り、日本にご縁のあるチェロ奏者だったのでした。そしてここからが驚愕ポイントだったわけだが、カルテットに名字を貸しているニコラ・ヴァン・カイックさんも、近藤さんと同じ意味で日本にご縁のある方だったのでした!

そのことを浜離宮朝日ホールからドンキホーテに向かう歩道橋の上で聞いた私は、うっひょ・・・そうなの、と天を仰いだのでした。そういうことってあるよね。不思議なご縁もあったものだ。そう聞いてにわかに親しみが2024倍になったから不思議である。

今回浜離宮朝日ホールの公演はNHKによるテレビ収録があったと言うことに気づかれた方も多いでしょう(みんな気がついてるはず)。そう、演奏はこのあとテレビで放送されるんで、ぜひとも聴いてやって、観てやってつかあさい。日本に縁があるから、とかいうだけではなく、感じ取ってもらえる何かがあると思います。しかも昨日はメンバーの一人の、誕生日だったんだぜ?なんてこった。「何歳になりましたか?」「21才です!」「じゃあそろそろコンクール、受けよっか」。

「ゲロゲロゲロー」。

コンクール好きはこの世の中には存在しないという確証をまた得てしまった。

げー、このささみ、内側まで完璧に火が通ってないけど、大丈夫なの?大丈夫、食べられます

中国で臭豆腐を食べたようで「あれは耐えられんかった!」モツを煮込んだ鍋も食べた、とか言っていて、食に貪欲な若者は大好きだ。さあ!飲んで食べて歌って!

Siri歌って!

5月も平和に終わらんとしている。来月末には、ヤメン・サーディがやってくる。

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