クリスティアン・ティーレマン、ウィーン国立歌劇場名誉会員に

2023年10月14日(土)の公演後、クリスティアン・ティーレマンがウィーン名誉会員になって賞状と指輪を贈られ、初めて出演したときのポスターもどうやらもらったようだぞ?というお話。

CHRISTIAN THIELEMANN ZUM EHRENMITGLIED DER WIENER STAATSOPER ERNANNT – Wiener Staatsoper

この日の演目はリヒャルト・シュトラウスの《影のない女》この上演の後、ソリスト、関係者たちがステージ上にあがっておいわい。劇場総歳からティーレマンにめでたく授与されたということです。

名誉会員ってなに?名誉団員とWikipediaには紹介されていますが、まあつまりウィーン国立歌劇場に長年貢献した人たちに送られる「お疲れちゃんありがとうな」賞ですね。1881年から始まって大体毎年(ぽろぽろぽろりんこと抜けている年もあるけれど)1名もしくは最大で3名に送られているっぽい。2012年は例外で、ドミンゴとフランツ・バルトロメイに加えてウィーン国立歌劇場管弦楽団に授与されています。

せや、自分とこのオケに渡すの忘れてたわ!(どういう?)

というかむしろティーレマンがいままで会員になっていなかったのが不思議なぐらい?

ウィーン国立歌劇場のサイトによりますと、ティーレマンがウィーン国立歌劇場にデビューしたのは1987年の《コシ・ファン・トゥッテ》。それ以降《トリスタンとイゾルデ》《ヘンゼルとグレーテル》《指輪》《ニュルンベルクのマイスタージンガー》を振っており、昨夜で59回目の登場だったのだそうです。

意外と少ない?それとも多い?

今シーズンはこの《影のない女》を10月24日まで振るのに加え、4月から5月にかけて《ローエングリン》の新演出を振ることにもなっているそうです。

「ウィーン国立歌劇場ほど親密だった歌劇場はありません。ここで比類のない夜を経験してきました。今回名誉会員および指輪を授与され大変公演です」あたりさわりのないそっけないメッセージ!いよっ!

というかティーレマンの指揮するモーツァルトとかフンパーディンクとか、いったいどういう演奏だったのかがやや気になるところであります。

今後もドイツ王道を突っ走ってください。

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