クリスティアン・テツラフがアメリカをボイコット

著名ヴァイオリニストのクリスティアン・テツラフは毎年アメリカで20公演ぐらい行っていたのだとか。すごい多いな!毎年か!と思ったのですけれど、そういうものでしょうか。

しかし、そのテツラフ、今月予定されていたアメリカ8都市でのツアーをキャンセルするという行動にでた。これはアメリカの現在の政治によるものだという。今後政府が方針を転換しない限り、アメリカで今後公演する可能性は低いという。

怒りを感じていて、その感情を秘めたままでいることはできない。行って、演奏をしてお金を得て帰るということなど出来ないのだという。

クラシック音楽の著名演奏家で、今回、アメリカをボイコットした最初の例ではないか。

この行動はホワイトハウスまで届いたようで、報道官が「アメリカ・ファースト」とだけ答えたということだそうですが、ほんでもって、報道官は、バカじゃね?と鼻で笑っただけの可能性が高いのではと想像が付くのですが、行動のないところに結果は伴わない。行動をしたテツラフの考えは、リスペクトされるべきものであるように感じます。

「自分はアメリカで演奏するたび32%の税金を払っている。その一部は、酷い州に払われている。文句を言いながら、金を持って帰るというのはよくない」。

分断が進まないことを願いたい。勇気ある行動に出たテツラフに敬意を表したい。

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