ラトビアの首都リガに拠点を置くシンフォニエッタ・リガのコンサートマスターが辞任

私は昨日、ウィルス性胃腸炎ではないかという診断を受けました。昨日一日めっちゃしんどかったし、いまも定期的におなか痛いです。波が来て去って行く、その繰り返しみたいな感じで、右を向いて寝ていても左を向いていてもともかく痛い、ということで最終的にはベッドに座って壁にもたれながら寝てみたらあら不思議、わりと寝られた、みたいな話でした。

私の話はどうでもよくて、そんなわけで昨日はブログをお休みしてしました。そういうこともあるよね。そういうこともある。なので気にせず、今日からまたやっていきます。また更新が一日二日抜けるような事があったとしたら、ああまたなんか胃腸炎でもやってるんかな、家出でもしたのかな、そういう風に生暖かく見守ってください。

ラトビアの首都リガの室内オーケストラ、シンフォニエッタ・リガでコンサートマスターを14年務めた女性Marta Spārniņa(多分マルタ・スパーニーニャといった読み方なんではないかと思われます。chatGPTは「この名前はラトビア語で小さな翼という意味です」と教えてくれました)が辞任しました。その理由は、ロシアとウクライナが戦争をしている間はロシア作品を演奏したくないから。

Sinfonietta Riga concertmaster resigns, citing performances of Russian repertoire
https://www.thestrad.com/news/sinfonietta-riga-concertmaster-resigns-citing-performances-of-russian-repertoire/16306.article

ロシア作品の演奏はロシア文化の促進をすることになる。なのでやめるべきではないか。オーケストラとしてやめないのであれば自分が辞めます、ということのようです。

ちなみに彼女の意見に賛同したのはオーケストラメンバーのうちの11人。また3人は現代ロシアの作曲家の作品は演奏すべきではないと考えているとのこと。一方8名は別にかまわないのではと考えているとのことだそうです。

割れてますね。どちらかというと音楽家としては演奏したくない、が数としては多い。が、このオーケストラの芸術監督は「音楽は特定の政治的なメッセージを持たない、自分たちが演奏する作品は決してプーチン政権を賛美するものではない」と語っていて、また事務方のトップも「ロシア作品のボイコットはウクライナが勝利するための戦いとはならない」と語ったということであります。

結局のところロシア作品はいっぱいいいものがあって、芸術的にも金銭的にも意味がある。今を生きる作曲家の演奏は確かに問題かもしれないけれど、すでに亡くなっている人物であればボイコットするほどのものでもない、という判断なのでしょう。

ロシアに国境を接している国だけに、リアルな議論があるんだと思います。日本も海を挟んでいるとはいえ、ロシアと隣国なんだということは忘れてはいけないのだと思います。

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