突然ですが、皆さんはシェーンベルクはお好きですか。
そんなことを言われても・・・っていう戸惑いの声が聞こえてきそうだ。いや、中には大好物だ、たまんない、という方も居られるでしょう。かくいう私も・・・好きなわけないやんけ!!
まあまあそう怒るなよ(けっこう好きです)。
シェーンベルクっていえば12音技法、12音技法って言ったらシェーンベルク。いわゆるハ長調、ト長調といった音階を見事にぶっ壊す変態的理論を構築したおっさんで、晩学なんで楽器は弾けないけど、だからこそ、誰も思いつかなかったような理論が作れたんじゃないのかなって、勝手に邪推している私です。
シェーンベルクだけじゃなくほかにも調性を壊しにかかった人がいて、いわゆる電話みたいにベルが先かエジソンが先かみたいなのもあったような気がしていますが、そんなことは脇へ置いておいてOKですし、12音技法っていう意味不明な理論を発表しちゃってそれが世界に衝撃をあたえたおじさん、ぐらいにおぼえいて頂ければそれでOK。
ほんで、なんでいきなりシェーンベルクなんかっていうと、作曲家のおもしろ写真を淡々と貼り付けるtwitterアカウントがあるんですけど、今朝起きたらそのアカウントがシェーンベルクのめちゃくちゃおもしろい写真を貼ってたのでご紹介したい。
なにこれ。なにこれって思いますよね。
これ、テニス。
は?
テニスの採点の書き方っていうんですか。野球だってスコアブックみたいなんありますやん、サッカーだって誰がどこにどう動いたかっていうやつ、ありますやん。ボウリングだって、何回目で何点とったか記入されていきますやん。あれですわ。
は?
まだわかりずらいですかね。「サービスショットがフォールト」「フットフォールト」「ネット」「ロブ」「ドロップショット」「ネットに向かってダッシュ&すぐ戻る」とか書いてあって、それぞれその場合にどうスコアブックに書くかっていう記号が右側に書いてあるわけ。
ふむ・・・・しばらく考えてようやく、なるほど、と思い、さらに5秒ぐらいしてからなんとなく絶望的な気分になってあああああああああ!!!って叫びだしたくなる、そういう仕組みです。
シェーンベルク先生は理論家だから、こういうのが好きだったんでしょうね。シェーンベルクはアメリカ時代、ご近所さんだったガーシュウィンとテニスをして楽しんでいたっていうのは知ってましたけど、こういうものを作って楽しんでいたなんてちっとも知りませんでした。
いやほんと、世の中は知らないことだらけだから楽しい。
コメント
コメント一覧 (1件)
シェーンベルク先生、何をしても何をするにも徹頭徹尾マニアックだったのですね。納得と同時に30メートルくらい引きました…もう少し親しめる人物像を、若干お待ちしたいです…。