ザビーネ・マイヤーが引退

クラリネット奏者のザビーネ・マイヤーが引退しました。

ザビーネ・マイヤー。ご本人は過去の事件についてどう思っておられるのか、嫌なのかもしれないし、もうすっかり透明になってしまっているのかもしれない。ご本人の心の中は誰にも見ることが出来ません。なんなのっていうと、ザビーネ・マイヤーと言えば、昭和世代の音楽ファンからすれば、カラヤンおよびベルリン・フィルの対立のきっかけとなった人物で、ベルリン・フィルは彼女を音色が合わないとか、女性であるとかそういう理由で正式団員として認めようとせず、カラヤンが強引にポジションを与えようとした。そのためカラヤンとベルリン・フィルの対立は深まり、決定的なものとなり、やがてカラヤンは終身音楽監督から身を引くこととなるのでした。

カラヤンよ、ああカラヤンよ、カラヤンよ

一句出来た。

とはいえ、マイヤーのその後のキャリアは華々しく、世界中で室内楽奏者、独奏者として演奏して回っていた。これまでに共演したオーケストラの数は300を超える!とありまして、これは凄まじい数のように思えますが、それをちゃんとカウントしている人もすごい。カウント、大切ですね(A型の血が騒ぐやつ)。

66歳、まだ早いような気もしますけれど、まあ66なら引退って言われて意外な感じもしないですね。長い間お疲れ様でした。40年にわたる第一線でのキャリアを糧に、今後は何をする。教育に力を入れる?ここに掲載されているメッセージによりますと、家庭、庭いじり、ピアノに専念し、ストレスの原因だったリードについての絶え間ない悩みについては忘れるつもりである。とのことです!リードの悩みから解放され、さぞ清々しいおきもちでしょう!!庭いじり頑張ってください。イングリッシュガーデンかしらそれともイタリア式庭園か、あるいは枯山水か!!バーン!!

ハッピーリタイアメントを。

ていうかシュミットのサイトに、今後シュミットはラープ&ベームの傘下に入るって書いてあるな。これまた驚きですわ(皆様にわかりにくい驚きですいません)。

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