カイヤ・サーリアホ死去、70歳

現代音楽のよい聴き手とはいえない私ですが、その私もよく名前を知っている作曲家の一人。フィンランド出身の世界的作曲家カイヤ・サーリアホが昨日朝、パリの自宅で静かに息を引き取ったそうです。1952年10月生まれ。享年70。アメリカのメトロポリタン歌劇場で複数のオペラが上演された唯一の女性作曲家。

最後の作品は3月末に完成したトランペット協奏曲《Hush》。初演はこの8月24日にスザンナ・マルッキ指揮フィンランド放送響のコンサートで行われる。ソリストはヴェルネリ・ポーヨラ。Hushという単語が「静寂」という意味を持つのはなんとも象徴的。日本初演も可能な限り速やかになされることを期待したい。

Kaija Saariaho, Pathbreaking Composer, Is Dead at 70New York Times
https://www.nytimes.com/2023/06/02/arts/music/kaija-saariaho-dead.html

Kaija Saariaho: Feted Finnish composer dies at 70 – BBC
https://www.bbc.com/news/world-europe-65785594

本人のFacebookに、夫、そして娘2人の名前で出された文書が掲載されています。

コメント

コメントする