子供の頃、電車でGO!という疑似体験型ゲームでめっちゃ遊んだ記憶がございます。実際の運転手になった感じで電車を運転できるって言う感じのゲームですね。ブレーキが遅いとオーバーランするし、ゆっくり走っていると時刻表通りに行かずゲームオーバーになるし、電車の運転とはこれほどまでに難しいものなのであるなと、そのようなことがお勉強できる愉快なゲームでした。いまもあるみたい。もっと精密なゲームになっているのでありましょう。雨が降ったらブレーキの効きが悪くなる、みぞれだともっと最悪なのでしょう。周りの風景もリアルに再現されているのでしょう。
さあ、言いたいことはもうわかるよね。「指揮者でGO!」そういうことです。まじですか。
Real Orchestraというゲームが出るらしいんだわ。どういうゲームかっていうと、電車と同じ。指揮者になって、オーケストラを指揮しよう!というもの。オーストラリアで開発中のようであります。
https://www.kickstarter.com/projects/realorchestra/classical-music-vr-game-real-orchestra
これはすごいすね。どういう仕組みかというと、バーチャルリアリティなんですけど、ゴーグルをつけて、ゴーグルについたカメラがあなたの手を読み取ることで、あなたがどれだけ優秀に指揮できるか、っていうのをやるんですよ。
自信のない人はまずは初心者モードへ。音をひたすらたたき落とす、はえ叩きならぬ音たたきゲームでまずは練習。それが出来たらいざリアルモードが開始されるであろう。現在登録されている曲は100曲ということなので、毎日違う曲を1曲やっても3ヶ月愉しめる!とございます。もちろん指揮者もオーケストラの見た目もカスタマイズできる。アバターっすね。
100曲のなかに何が入っているのでしょう。ブル3やマラ6は入っていますかね。ボスステージは《春の祭典》とかでしょうか(岩城宏之先生も振り間違えて演奏が止まったという恐怖の作品です)。そしてラスボスは・・・そうね、クセナキス《光》でどうでしょう?7日もかかりますし、飽きないでしょう。取り組みがい、ありますね(絶対に飽きる)。
あとはそうですね、リハーサルモードがあったらもう最強ですね。オーケストラとの心理戦も楽しめるという恐怖のバーチャルリアリティ。ちょっとでも振り間違えると「先生間違ってる」、曖昧な振り方をすると「棒が見えないなあ」、無茶なテンポでやると「ついていけないなあ」などと容赦なく奏者から小声で叱責されて、気がつけば全員コンサートマスターの方を見てるっていうの。やべー。
ちょっと面白そうであります。クラシック音楽をもっと身近に楽しんで欲しい、という思いで作られているとあって、これが導入になったらすごくいいかもと思いますね。リアルで式を体験してから曲を聴くと、全然理解力が変わってくるかもしれない。ただしリハーサルモードはつけない方が幸せかもしれない。
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