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ラヴェルの未発表管弦楽作品『シャンソン・ギャラント』がモンペリエ音楽祭で演奏される

モーリス・ラヴェルの、誰も知らなかった未発表の作品『シャンソン・ギャラント』がおととい、フランスのモンペリエ音楽祭で演奏されたそうです。5分に満たない小品で、小オーケストラと混声合唱のために書かれていると。全18ページ。詩はアルマン・シルヴェストル(1837-1901)。

この作品は、ラヴェルがですね、ローマ賞がほしくてなんども応募していた時期(1900年から1905年頃)の作品だそうです。世界初演っていうことになるみたいです。存在が知られていなかったとは書かれていますが、そんな作品がなぜ今頃になって出てきたのか。

2000年のオークションで個人が手に入れたもので、その後23年間放置されていた、それをパリの書店が買い取って売りに出していたところを発見され、今はフランス国立図書館が所有しているのだそうです。楽譜にはラヴェルの署名もあると。図書館の人が見つけたのか、それとも書店側が図書館に話を持ち込んだのか。これってラヴェルの署名じゃね?もしかして未発表作品では?と見つけた人はさぞ鳥肌がたったんではないでしょうか。いやそれにしても不思議なご縁があるものですね。

近くラヴェルの楽譜を広く取り扱っているデュラン社から出版が予定されているとのことなので、楽譜が見てえ!という方は出版をお待ちください。待ちきれないあなたは、このページで実際のおとといの演奏を聴くことができるので、ぜひどうぞ。

演奏はルイ・ラングレ指揮レ・シエクル(本来的にはグザヴィエ・ロトが指揮するはずだったが大人の事情で降板)。当時のフランスの楽器を用いての演奏であります。

うむ、ラヴェルっぽさは控えめかな?

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