マレイ・ペライアが戻ってくる

ペライアはもう演奏していなかったんですよね。このままハッピーリタイアなんだろうなと思っていたんですが、そうではなかったということで嬉しい驚きですね。

最後に演奏したのがいつなのかはわからないですけれど、とまったままっぽい公式サイトに掲載されている最後のアナウンスが2018年3月に関するもので、しかもコンサートの案内ではなく映像の話。所属のIMGアーティストにも特にアナウンスなどはない。

6年とか?人前では演奏していなかったのだとすればこれはかなりのおどろきなわけです。何を弾くんですかということですが、シューマンのピアノ五重奏。これは、、、ものすごくものすごいですね。

なにがものすごいのかよくわからない方も多いと思いますが、これはもの凄いと言っておきたいと思います。この曲はもの凄く気持ちいいんで、ぜひYouTubeとかで予習してください。予習しても残念ながら観られないけれど。なぜならチケットは完売しているから。やっぱり。

47年生まれのペライアはいま76歳。どれだけ衰えがあるのだろうか。腕の怪我とかもしていたので、果たして演奏はハラハラ、という部分もなきにしもあらずではありますが、ペライアが!人前で!というだけでもう涙なしに聴けないでありましょうから、これはまさしく一期一会で、チケットがなくなっているのも全く良く理解できる。

しかしこの情報、ウィグモアホールの公式にも「ペライアが弾くことになったから曲変わったね」ぐらいしかアナウンスがなく、アカデミー室内管のFacebookにペライアが参加するね、って書いてあるだけ。なんとも素っ気ない。それがいいのかもね。

こんなん情報拾う方が難しいんちゃうの。よくみなさん拾ってますね。もう売り切れた、と書かれているから、アナウンスがあったとたんに売り切れた、のかも?ただ、このイベントはネヴィル・マリナー100年を記念したイベントの一角を占めるものなので、そもそもが売れていたのかもしれない。

いずれにせよペライアが舞台に戻ってくるというのはとても喜ばしいことです。私も中学生の頃、リストとフランクのCDを何度も何度もきいたものだよ。鮮やかだったよね。

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