スマートグラスというのは結構前からありますけれど、なかなか普及しないのはいろいろな壁があるんだろうなと思いますね。
オペラの字幕もスマートグラスで見られるように、みたいなそういう話題があったようなと思って検索してみたら2014年でした。2022年も終わらんとする今なお実現していないのは値段の高さやらバッテリー問題やら接続の問題やらセキュリティ上の課題やら利権やら、紛失、盗難その他なんやらかんやらいろいろあるのであろう、一歩進んで半歩下がる。期待しています!
で、何かというと、来年のバイロイト音楽祭《パルシファル》ではAR、いわゆるスマートグラスを使った演出がなされるというのが発表されていたのですが、それがもめにもめていると。資金面の問題とか、いろいろ書かれていますが、1937ある総座席数のうち330しかメガネが用意されない、という不思議な現象。カバー率わずかに17%、これはどうしてか。
↑ここを読みますと、いろいろ大人の事情がからんでいるようにも見受けられます。
ディズニーランドやシーでも「メガネかけて」っていうやつ、いくつもありますけよね。あれは使い捨てのようにぽいぽい最後に投げ捨てるもの。そういうのでいいのではとも思いますけど、つける人とつけない人と両方で成立するような演出にしないといけないみたいなんで、かけないとわけわかめになるディズニー式はバイロイトでは難しいですね。
そしてメガネは別料金ともかかれておりまして、最大で80ユーロ(11500円)ぐらいになるのでは、とのことでありまして、であれば一部の新しもの好き、好事家だけが買って鑑賞する、すなわち17%で十分ではと考えることも出来ます。バイロイトは年齢層が高そうなだけに、こういう仮想空間との相性はあまりそもそもがよくないのかもしれませんし。
ちなみに上記記事によりますとアウグスブルクの州立歌劇場ではすでにVRメガネを採用しているそうです。なるほど。いやしかし、VRとともにオペラを愉しむというのもいいかもしれませんね。というか大道具とか小道具とかが減らせるのであれば、もしかするとそれこそグリーン、SDGsであるとも言えるのだ!!ババーン!!(あまり深く考えず書いています)
オペラも新しくしていかないと、若者がついてこないよね。老人が死に絶えるとオペラも死ぬ、なんてことは避けたい。いわゆるレジーテアター、読み替えとか下の下の下な事はもうやめにして、こちら方面でやっていくのもいいような気がしますがみなさんはどうお考えになりますか。
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