オペラ歌手はニューヨークのトイレマップを完成させる

自らの体験を活かすという素晴らしいパターン。イノベーションは若い人から。いいですね。日本だとすでにこういう、なんというのでしょう、痒いところに手が届く系のサービスって、特に都会では充実していると思うんですよ。

例えば私が重宝するのはポストの位置を教えてくれるページとか、電車で何号車のどのドアが階段やエスカレーターに近いのかを教えてくれるアプリ。最高ですやんか。

電車で階段から遠いところに乗っていると、そして降りた駅が大人気の駅だと、ずらーっと人が並ぶのろのろ運転になることも少なくなく、地味にストレスなのだ。私はせっかちなのだ、さっさと進んでくれよ。ああっ、乗換に間に合わない!!(切実)

もっと切実なのはトイレ事情であろう。2年前、ニューヨークのトイレ事情に絶望していたオペラ歌手のテディ・シーゲルさんはGoogleマップで地図を作り始め、気がつけばクラウドで、最新の状態にみんなが更新してくれるようになったんであった。

‘Desperate’ opera singer puts public toilets on the New York map – The Telegraph
https://www.telegraph.co.uk/world-news/2023/09/24/gottogonyc-new-york-toilets-teddy-siegel-google-maps-tiktok/

素晴らしい。

おもしろいことに、ニューヨークには1200しか公衆トイレがないそうです。これはニューヨークの人口840万人に対して多いか少ないかと言われればやはり少ないということになりましょう。7000人に一人しかない計算だ。7000人も前に並んでいたら絶望しかないよ。

そういうわけで議会も彼女は動かしましてですね、トイレを増やそうというムーブメントがおこっているのだそうです。素晴らしいですやん。

まあそれにしてもトイレが多いに越したことはありません。水木しげる先生のご自宅にはトイレがいっぱいあったらしいですよね。アシスタントもたくさん出入りしていたみたいだし、トイレはもよおしたその時に行けなければ災害級の大惨事を招くからね。自分一人ならいざ知らず、周りの方々の鼻も曲がる。顔がゆがむ。水木先生のご自宅はそんなわけで天井を下水が走っており、汚物がドドドと流れる音があちこちからしたのだとか読んだ事がありますね、ええ、ええ。20年ぐらい前に読んだ話だから細部が間違っているかも知れませんけれどね。

ニューヨークでみなさんもトイレに困ることがなきよう、このオペラ歌手のシーゲルさんに感謝して、今日もニューヨークで用を足そう!

防備録として:
https://www.got2gonyc.com/about

これにトイレットペーパーなし度、きれい度、匂い、内装、とかそういうので☆がつくとさらに最高っすね!東京にもこういうのないのかなと思ったら・・・いくつもあったわ・・・。たとえばこれとか。さすが日本や。日本最高!!

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