ニューヨーク・フィルのCEO、ゲイリー・ギンストリングが突如辞任

ニューヨーク・フィルのCEO、ゲイリー・ギンストリングが即日辞任ということなので、なかなか穏やかではないですね。2023年7月からCEO、すなわちわずか1年で辞任ということになります(2022年11月からエグゼクティブ・ディレクターを務めていたので。ニューヨーク・フィルは2年弱ということになります。なおその前はワシントン・ナショナル響のエグゼクティブ・ディレクター)。蛇足ですがプレジデントでありCEOだったそうです。違いがイマイチわからないのでググってみたところやっぱりすっきりとは理解できなかったんですが、とりあえず事務方のトップぐらいの理解でよろしいかと。

ニューヨーク・フィルは最近メンバーの二人による不祥事疑惑、解雇、提訴、復職と、わりとガタガタと揺れていますね。この問題とも関係があるのかもしれないし、ないのかもしれない。

本人のメッセージによると、「ニューヨーク・フィルには異なるタイプのリーダーシップが必要であることが明らかになったため、辞任を申し出た」ということだそうです。自ら出て行くということで、いずれにせよ幸せな出発とは言えないということですね。

世の中はほぼほぼ人間関係だなと思うところも私自身あって、うきうきしたり落ち込んだりすることもあります。人生はまっすぐ平坦ではなく、ガタボコしている!ギンストリングさんにも別天地で、よりよい出会いがあることを願います。そしてきっと出会いがあるのだと思います!

なお、ニューヨーク・フィルのCEO職はこのあとしばらくは不在ということになり、ギンストリングの前任者デボラ・ボーダ(2017年から昨年夏まで務めていた)、いま彼女はエグゼクティブ・アドバイザー、このボーダを中心としてこのあとはしばらく運営されるということになるようです。

揺れるニューヨーク・フィル。とはいえ、2026年にドゥダメルを音楽監督兼芸術監督に迎える頃にはきっといろいろと物事が収まっているでしょう。

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