世界を代表するディーヴァ、ディーヴァのなかのディーヴァ。アンナ・ネトレプコと夫でテノール歌手のユシフ・エイヴァゾフが破局したという報道が一斉にでています。上の画像はドイツのBR。二人が結婚したのは2015年。彼女が出した声明によると「10年間ともに幸せな時を過ごしてきたが、困難ながらも円満に分かれる決断をした」とのことです。
この二人はオペラ界でもっとも知られたカップルだったと言いえますね。大スターソプラノとテノール歌手。やや奇抜と思えるようなファッションセンスで、お二人で街を歩く姿がインスタにもあがっていましたね。大阪でもめっちゃ目立ったんではないだろうか。ともかくネトレプコの行くところには必ず夫がいた。オペラで、コンサートでともに歌い続けていた。予算の都合もあるからごめんネトレプコお一人で、というのは許されなかったのです。それほどまでに強固な二人だったのですが、まあ男女のことはいろいろあるのでしょう。
そしてこのあとも二人はともに友情を育み、共演は続ける、ということだそうです。ユジャ・ワンとマケラのような苦い別れ方(勝手に想像してすいません。でも平和に別れたのだったらキャンセルはしないかも、と下世話なことを思っています)ではないということだ。
とはいえ、これから積極的に一緒に歌っていこうと思っているかどうかは不明で、契約がすでになされているところは一緒だろうけれど、きっとその先はオペラでもコンサートでも、一人で歌う姿が見られるようになるのでしょう。つまり待てよ、ネトレプコの出演料が1名分で済むということは、アタックチャンス!より出演依頼がしやすくなるかもしれません。
いや、あるいはですよ、反対に、ネトレプコ一人になったのだからさらに高額のギャラが要請されるかもしれません。災い転じて福と成す、怪我の功名、そういった言葉が思い浮かぶようです。エージェントはビジネスを淡々と狙っている、きっと。私もコロナ前に一度、ネトレプコどうです、とヨーロッパのエージェントから話を持ちかけられたことがあってギャラを聞いたことがあるんですが「卒倒級のとんでもない値段だった」ということだけをこっそりと、このネットの片隅に書いておきます。
ブルブルッ。
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