オーケストラ奏者と子育てという問題は昔からあったと思います。特に女性奏者にとってはとても大変なことだったと思いますし、今だってそれは簡単なことではない、ということです。
アメリカで最も有名なオーケストラの一つ、シカゴ交響楽団の第2フルート奏者エマ・ゲルシュタインには10ヶ月になる次男ちゃんがいて、その子を連れてツアーに出たのが新聞記事になっております。
赤ちゃんがバチクソかわいいぜ!
というのはそうなのですが、現実として、子どもを舞台に連れて行くことはできません。なんとなれば楽屋にだって無理。だからやっぱり母親一人では無理で、彼女の場合は妹か姉かどちらかはわかりませんけれど、シスターが同行したようです。またシッターも頼んでいるような事が書かれています。
しかし年長の同僚によれば、オーケストラがツアーする時は子どもを連れてくるという文化はまだなく、子どもを置いて出てきていたということで、それが今もつらい思い出として記憶に残っていると書かれています。
しかし赤ちゃんの時代はあっという間におわるし、かけがいのない時間でもあります。そういう気持ちもあり、文化も変わっているし、連れて行くことにしたのであります。それでもすごい大変そうだわ、ということなのです。
これが出来るのは恵まれたシカゴ響のようなオーケストラだけ、という言葉もあるかもしれませんし、もしかすると実際なかなか現実は厳しいのかもしれませんけれど、こういう発信があることで、女性がますます社会でも活躍ができる、そういう風潮が育つといいのだろうと思います。逆に足を引っ張っていってもしょうがないし非生産的ですね。
若いお母さんたちがんばれ、という雰囲気がより醸造されて、みんなが笑顔になれるといいなと思います。エマさんはここで、こどもを置いて仕事=夜のコンサートに行くことに罪悪感もあるし、子ども(長男)にも行かないで欲しい、と言われることもあるそうです。でも演奏するとこれが自分の好きなことだと実感するし、子どもたちが、親が自分の好きなことをしている姿を見ることで子どもたちの人生が豊かになること願っている、と、書かれていて、親のエゴと言われればそうかもしれませんけれど、お母さんがんばってる、それが一番いいことなんだよね、と思ってほしいということですね。やることは山盛り、だが、その山盛りを越えて行ったという経験は、それこそ超貴重で、人生のいい思い出となるのです。
こないだ私が娘ちゃんから教えてもらった面白いクイズ:「出発するときはからっぽで、帰ってきたときにいっぱいになっているものはなーんだ。」
正解は・・・・思い出でしたあー!


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