あさってですね。26日。ズービン・メータがミュンヘン市より生涯の功績をたたえてゴールデン・メダル・オブ・オナーを与えられることになったそうです。イザールフィルで無料のコンサートが行われ、ラハフ・シャニとともに指揮台に立つとあります。とはいえフルプログラムではなく演奏は「オベロン序曲」、「ラヴァルス」と「こうもり序曲」の3曲だけみたいなんで、セレモニー的な要素が強め。ってか実際セレモニーなわけですがね。
すばらしいことではないですか。ふーむ、と思いながらつらつらと眺めていたんですよ。
Zubin Mehta to be Given Munich’s Golden Medal of Honor – The Violin Channel
で、よくよく考えて見れば(よく考えなくても)、メータの経歴は本当にとてつもないですね。36年インド生まれ。ウィーンでスワロフスキーに学んで、59年にベルリン・フィルにデビューしている。っていうことはですよ。23歳でデビューしているわけだ。23歳ってどういうこと。クラウス・マケラもマッツァオですわ。
そして61年までにウィーン・フィルとイスラエル・フィルも指揮していたとあるんで、25歳ということですね。とんでもない才能だったんだなということがわかりますね。62年、26歳にしてロサンゼルス・フィルの音楽監督になり、78年まで15年。77年からイスラエル・フィルの音楽監督、81年に終身音楽監督。78年からニューヨーク・フィルの音楽監督も13年。これはニューヨーク・フィル史上最長。
ミュンヘンとの関係はということですが、98年から06年までバイエルン国立歌劇場の音楽監督で、ミュンヘン・フィルからは名誉指揮者というタイトルをもらっている。
才能は嘘をつかないというか、本当の才能は世の中が放っておかないとか、そういうことですね。今日も胸熱。早起きしすぎて私はNEMNEM。
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