マリア・カラス博物館がアテネ中心部に爆誕へ

伝説のオペラ歌手であり、ディーヴァ。マリア・カラスは今年没後45年であるということを、私は一瞬の躊躇もなく言うことが出来ます。なぜか。

私の年齢と同じだからです。

げぇっ!!と思ったあなたは横山光輝の三国志の読み過ぎ、ではなくて、私よりもだいぶんとお年を召したお方なのでしょう。

そういうわけですから、マリア・カラスがオペラで歌ったのを観た人の絶対数はもはや限りなく少ないし、これからますますその数は減っていく。私はここに絶対の自信を持って預言するが、数が増えることはないであろう。その一方で、間もなくカラス生誕100周年なんです。来年の12月2日をもってマリア・カラスは100歳、100歳。なんです。

なので来年は100周年記念のイベント、コンサート、トリビュート公演が世界各地のオペラハウスで行われるはずです。そして、地元アテネの中心部では・・・・「マリア・カラス博物館」が爆誕するということであります!!貴重な資料が寄贈され、展示されるのだというのです。

https://greekreporter.com/2022/10/28/maria-callas-museum-open-athens/

https://operawire.com/maria-callas-museum-to-open-in-athens/

グルベローヴァのように潔く全部?の持ち物をオークションにかけてしまう、という方法もありますけれど、集められるものは集める、そしてそれを一般に解放して、誰の目にも触れられるようにする、というやり方もありですよね。

オイルやトマト缶なんかが直接ぶっかけられないようにだけは気をつけて欲しい。

ますますデジタルの時代ではありますが、アテネにまで出かけた、マリア・カラス博物館に行った、そこでメダルを目にした、本人の直筆のノートを見た、そういうのが人の記憶装置として残るのです。インスピレーションとなり、生き方が変わる、人生が変わるかも知れないのです。これはデジタルの世界では決してなし得ぬ人生の宝なのであります。そしてウゾーを飲んでエーゲ海の青い海を、、、うおおお、堪能してええええ・・・!!!!(最後は自分の魂の叫び)

それにしても、あれ、こういう建物、前にもなかったっけ?と思ったあなたは正しい。2004-2008年の間だけアテネ中心部にマリア・カラス博物館は存在していたし、2015年にもオープンの噂があった。閉鎖されたのは人気がなかったからだろうか。予算が不足しただけか。さらに疑問を膨らませるのであれば、本当に来年、博物館はオープンするのか?不確実性のこの世の中において持続可能性を担保することは極めて難しい。ああ(よく考えずに書いています)。

星の王子さまミュージアムが閉園するのは悲しいなって思っています。

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