全日本の1億5000万人の古楽器ファンの皆様、大変お待たせいたしました。ただいま、えー、古楽器のコンクールにおける世界的権威の中の権威、世界屈指の難関、ブルージュ国際古楽コンクール(ベルギー)のファイナルが終了し結果が出ました。普段はこたつ記事ばっかり書いているくせに珍しく今回は現地に飛んでいる山根さんを呼んでみたいと思います。
おーい。
おーい。
さっき「バチくそ眠いぞ」って事務局の人としゃべってたが、あかんか。はい、寝ました。スヤ・・・。
さて、4人の若者達が緊張の絶頂を超えて、持てる技巧と音楽を繰り広げたファイナル、クリストフ・ルセら審査委員が出した結果は・・・。
Maciej Skrzeczkowski (マチェイ・スクシェチュコフスキ、ポーランド。2001年生まれ、21歳) が優勝!
おめでとうおめでとうおめでとう。私も君が優勝すると思っていたよ(言葉が軽いが本当です。音楽に圧倒的な香りがあったもんな!)。噛みそうなお名前はいま本人に5回聞き直して書いているから多分あっていると思うけど間違っていたら許して(※)。
※8月17日追記:ポーランドのご関係者より「スクシェチュコフスキと読みます」、とお教え頂きましたので修正いたしました。
何度でも言いますが、ブルージュ国際古楽コンクールというと、古楽器というジャンルにおいて世界で最も権威があると言われるコンクールであり、いわば古楽のオリンピック、あるいは古楽のショパンコンクールなどと表現してもいいのかもしれない極めて重要な場です。このコンクールから世界へと羽ばたいて言った人の数はとてつもなく多い。
最近のアーティストで言うなら、日本ですでに確固たる存在感を表しているチェンバロ奏者のジャン・ロンドー、あるいは指揮者としても頭角をめきめき現しているエメリャニチェフといった人たちなんかがいるわけです。
今日こうして栄冠に輝いた若者はその後に続け、いやむしろ追い越せ!若い血がたぎる!若ければ何だって出来る、オーイエー!ということになります。
というわけで、やりますんで。
前から折に触れて言っておりますが「ブルージュ国際古楽コンクール2023優勝者ツアー」を、来年3月~4月にかけて実施いたします。もちろん日本で、です。これは、事務局長に聞いたけど60年の歴史を持つコンクール史上初のイベントだそうです。優勝者が、半年ちょっと後に日本に来て優勝記念ツアーをするなんてそんなっ!!ここだけの話、まだ内緒ですけれどわりとあちこちで開催が決まっています。渋いと言われる古楽のツアーとしては悪くないのではいやむしろ上出来なのでは、、、、!!楽しみにしていてください。
今日の朝スキポール空港(アムステルダム)に着いたその足で来ておりました。日本時間のもう朝7時にならんとしている。いやほんとバチくそ眠かったんですが、もはや耐えられない眠さに到達したのでこれで寝たいと思います。
優勝者ツアーの詳細は遠からず明らかになるかと思いますのでどうぞお楽しみに。
ビバ!ブルージュ国際古楽コンクール&2023年チェンバロ部門優勝者のマチェイ・スクシェチュコフスキ。
どうかこの名前を覚えて下さい。
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