ロン=ティボー国際の出場者32名が発表。そのうち25名がアジア人で、フランスからはたった1名

フランス人は一人しかいないんだって。ほーさよか。

パリで開催されるロン=ティボー国際コンクール、フランスを代表する国際ピアノの(とヴァイオリン)コンクールと言えましょう。古くはサンソン・フランソワが優勝したことでもしられる。むしろ、サンソン・フランソワを優勝させてキャリアをブーストさせるために作られた、やるなマルグリット・ロンちゃん、とすら言われるわけです。

その後のサンソン・フランソワの大活躍についてはいうまでもないことだ。フランソワの録音素晴らしいですよね。ヨタヨタした演奏もあるけど、さすがだね(偉そうですいません)。

来年3月に開催されるこのコンクール、32人のリストが発表されまして、で一番多いのはなんと日本人の10名、そのつぎ韓国8名でそのつぎ中国6人。台湾1人と、アジアの最果てから25名が選ばれていて、残りはカナダが2、アメリカ、アルメニア、ウクライナ、ロシア、そしてフランスからもかろうじて1。

ロン=ティボー国際が日本で人気があるのはテレビ局がバックについているからということもありますし、前回、いまをときめくスター、亀井さんが優勝したことも関係があるでしょう。

またフランソワのような大スターがこのコンクールから生まれることを願って、さんさんななびょうし!!!

なおマリア・ジョアン・ピリスが最近のインタビューでコンクールに対して警鐘を鳴らしています。これはとてももっともなことなので、これからコンクールに参加する日本の10名の皆様も、コンクールとは、長い人生における通過点に過ぎない、キャリアをブーストさせるカタパルトに過ぎない、コンクールよりももっと重要なことがある、ということを肝に銘じつつ、臨んでいただきたいと強く願うものです。

正確無比に音を叩くマシーン(コンクールでは高得点が出がち)で終わってはいけないのだ。芸術とは、機械ではない別の何かが必要なのだ。その別の何かが何なのかは、自分で考えろ!!成長しろ!!

はい!!!

返事だけではだめ。行動が伴わないと、ダメ!

それではみなさん、頑張っていい結果を目指してください!

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