今シーズンでロイヤル・オペラを退くパッパーノのために開かれたガラ・コンサートにチャールズ国王がサプライズで登場

今週の木曜日16日に、今シーズンをもって英国ロイヤル・オペラの音楽監督を退任するアントニオ・パッパーノのお祝いの席がもたれたのでした。その名も、セレブレーティング22イヤーズ・オブ・アントニオ・パパゲーノ。

全然面白くないし意味ないボケは辞めた方がいいと思ったんですが、あらがえなかった許して。

22年間も音楽監督をやっていたんですよね。ブリュッセルにあるモネ劇場の音楽監督を10年間務めたのち、2002年からロイヤル・オペラの音楽監督。22年間は前任者のハイティンク(15年)よりも、そのまえのコリン・デイヴィス(16年)よりも、さらにはなぜか私の中で一番存在感を感じるゲオルク・ショルティ(10年)よりもずっと長くてですね、歴代最長ということになります。

最長だったんか。すごいな。であればですよ、パッパーノを讃えたコンサートに王様が現れて「よう、おつかれ」って言ってても全然問題ないですし、むしろ極めて適切であった、と思いますよね。イギリスを代表するオペラハウスであり、いわば英国のオペラ界における旗艦店的存在ですもんね。20分前に出演者にはキングの登場が告げられた、ということだそうです。美しいストーリーだ。もちろん、予感はあったのだと思うんですが、来るか来るか・・・・キター!!!!ってやつですね。トニー、おつかれ。

次期音楽監督はチェコ人のヤクブ・フルシャ(来年秋から)。クーベリック(1955-1958)以来となるチェコ人であります。

なおパッパーノはというとラトルの後を継ぐような感じで昨年からロンドン交響楽団の首席指揮者をやっておりますので、引き続きロンドンでご活躍をされるということです。何度言っても言い足りないから書くけど、アントニオ・パッパーノはイタリア系ではあるけれど、イギリス生まれのイギリス人なのでそこのところよろしく。

これからもイギリス人ということの周知を徹底して行きたい。お茶の間にまで浸透させていきたい。

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