KDシュミットとか言われても「はてな」という感じだと思うんですよ、大抵の方が(倒置法)。
クラシック音楽事務所のことですね。ドイツの大手音楽事務所ですね。ロンドンにも事務所がある。クラシック音楽の国際的事務所の中心地はロンドンなんですよ(個人的な印象)。ロンドンベースで大型プロジェクトは動いて行くことも多い。面白いものだ。
で、シュミットという会社がどれだけの存在感で、ここに所属すると言うことがどれだけの意味を持つのかというと、一口で言って「かなりある」ということになります。これはでかいブレークスルーになり得る。シュミット所属のアーティストリストはここにあるんで、眺めてきてホーへーとため息をついてください。
ちなみに日本語的には所属ということばを使いますけれども、アーティストの感覚としては「雇う」ということになります。エージェント契約を結ぶ、つまり、自分を売り込み、アドバイスをもらい、どんどん国際的なキャリアを花開かせるために働いてもらう、その見返りとして、顧問料というか、主催者たちから支払われるギャラの何パーセントかを事務所に払う、という契約をするわけであります(そうでない契約もあります)。
というわけで、12歳でKDシュミットと契約するということの意味は何か。今後の国際的な活躍にかなりの期待がかけられている、ということ、それがまず一番上に来るわけです。事務所側からすれば、使い捨てではなく長い視点に立ち、伸びていってくれること、サポーターとしてアドバイスし、やがては音楽界の王様になってくんないかな!そういうスタンスで仕事を獲得していき、本人に経験を積ませ、さらなる成長を期待する、ということでもあります。経験豊富な事務所にサポートをしてもらうことの意味の大きさよ、というわけであります。
むしろ事務所というよりも特定の個人マネージャーからアドバイスをもらうということが多いんですけれど、このたびマネージャーとなられるナオミ・アイヴズさんはIMGアーティストというロンドン大手で長く務めたベテランでありますし、ヒラリー・ハーンやジョナサン・ビスといった大物アーティストとともに働いている人ですので、まさに経験は豊富。注意深くキャリアを形成していっていただけることでありましょう。
今後の国際的な爆発とその維持、さらなる上昇を願います。ことばのあらゆるポジティブな意味だけを注入して、
グッドラック!
コメント