どうして子どもがダジャレを言うとかわいらしいのに中年男性が口走ると苦々しいことになるのでしょうか。
作曲を自分はしないし、作曲をする人が周りにいな・・・・・・いわけではないけれど、私の知っている作曲家は「うふふ、僕はね、手書きなの」、と、うそぶくとんでもちゃんなので、そういうわけで、というわけでもないですが、まあともかく楽譜制作ソフトについては全くうといんですね。
こういうソフトがどういう動きをするのか、どういう便利な機能があるのか、いやきっと、ボタン一つで移調が出来たり、楽器を入れ替えたりとか、8分の6拍子で書いていたが突如4分の3拍子にしたくなってもOKとか、いやこのワルツはやっぱり4分の5拍子で、とかそういうこともおちゃのこさいさいなのであろう(5拍子化は無理やろ)。便利だ。
さすがにめちゃくちゃこの方面に疎い私でも「シベリウス」と「フィナーレ」はかろうじて知っていました。
その二大巨頭(自分調べ)のうちの片方が、開発を停止する、ということなんで、これは驚きであります。多くの作曲家たちが驚き、戸惑い、悲しみ、怒り、涙を流し、そして別のソフトに乗り換えて2、3日後には何事もなかったかのように通常運転をすることになるのであろう。
フィナーレが世に出たのは1989年なので、35年。引き続き使用は可能だが、アップデートおよび新たな購入は出来なくなります。別れを告げる公式のブログによると、後継ソフトとしてDoricoを推奨するということだそうです。YAMAHAの子会社Steinbergが開発しているDorico Proのライセンスを、MakeMusicのライセンスを持っている人であれば579ドルのところ149ドルで、期間限定ですが、提供するそうです。乗り換えてね。
長い間開発に関わったすべての皆様にお疲れ様でしたと申し上げたい。そして、AIに負けない、本当に人間的な音楽がこれからも多くの人の手で生み出されることを願っています。
うふふ、僕はね、手書きなの。それでもいいです。
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