スーツケースとの別れ

たったいま、25年ぐらい使っていたスーツケースとお別れをしました。

私が留学していた時から使っていて、ほぼ今まで使っていたおっきなスーツケースです。スーツケースは、妻の赤いリモワを含めて3つあって、その中でも最大のもので、使用頻度はいまではとても低かったのですが、4泊とか以上の時、あるいは講座するときに即売用の本を持っていく、ときなどに使用していました。上の写真はこどもと写ってるけど次男ちゃんまだこんなちっさくて。

いまでも憶えていますが、新宿のマルイで買ったのでした。○I○Iと書いてマルイ。「オイオイと読んだら田舎者」というギャグ?の意味すら最初は判らずはてなはてなはてな?と思っていたマルイです。もういまや存在しないメーカーですかね。エールフランスとコラボして、エールフランスの皆様の声が詰まった、みたいな売られ方をしていたように思いますが実際のところはつまびらかにしません。

なによりこのスーツケースを私が気に入っていたのは2つ足コロコロであること、そしてゴムっぽい何かで出来ていたキャスターの音がめちゃくちゃ静かだったことです。

早朝や深夜に出かけて行ったり戻って来たりすることもけっこうある仕事柄、キャスターの音が異常に静かなのはとてもとても重宝しました。いまのやつは静音といわれてもあんまり静音じゃなく感じるんですよ。どうして私の使っていたスーツケース氏は異常に静かだったのだろう。不思議だ。

そして2つ足ころころ(キャスター2個)は、動かすときに斜めになるのでちょっと場所をとるんですが、そして重みも手に掛かるんですが、私は結構好きで、どうして今の世の中から駆逐されてしまったのだろうか(あったらごめんなさい)と思っています。

欠点は、セミハードタイプ?っていうのでしょうか?濡れると中に染みるタイプだったので、雨の日の取り扱いが面倒だったことですね。自宅から最寄り駅まで8分ぐらい雨の中を歩くのはけっこうつらい。

ゴミ袋とかに入れてころころしたこともありますが、ゴミ袋を引っ張っているのはちょっとだけ恥ずかしいものでした。まあこれぐらいならそれほどはずかしいというものでもないのですがね。

そんなわけで今朝、スーツケース氏は粗大ゴミ集積所に連れて行かれてしまったのでした。25年ぐらいの活躍に感謝したい。さようなら。

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