エッシェンバッハ、ブロツワフ・フィル(ポーランド)の音楽監督に

Photo: Karol Sokołowski / Narodowe Forum Muzyki

エッシェンバッハというと皆様は何を思い浮かべますかね。私はなにをおいてもチェルニーの練習曲を思い浮かべちゃうんですよね。ピアニストとしてキャリアをスタートさせたもののどうしても指揮者になりたくて、ほんでなっちゃってん、というお方。

N響にもたびたびやってきていて、日本でもおなじみの顔とでもいったところか。ベルリン・コンツェルトハウス管の首席指揮者としても来日しましたね最近。

ほんで、ブロツワフの音楽監督になりますねん、というびっくりの話を目にしまして、これはどういうことかというとそういう事なんだよ。NFMヴロツワフ・フィルハーモニー管弦楽団の。

ドイツ人と思っていたが、そして実際ドイツの人だが生まれは当時ドイツだったポーランドのブロツワフなんですね。知らんかった。故郷なんだね、ふるさと。こぶな釣りしかの川やぞ。

やっぱり人はふるさとへの思いが強いのだろうか。三つ子の魂百までともいいます。子どもの頃の経験って言うのが大事なんだろうなあ、うちの子どもたちにもいい経験させたいものだよ、とぼんやり思っています。今日も朝から元気にわーわーやっとるぞ。東京とはいえ少し田舎に住んでいるのは(「上流階級」という表現も出来ると聞いたことがある)そういう理由もあるんですよね。コンクリートに囲まれた都会生活もよろしかろうけれど、自分自身がわりと山の見える場所に育って、夜にみんなで森に入ってカブトムシを捕ったりだとかしたからか、やっぱり自然が目の前にあったほうがいいかなって。

しまった私の話ではなかった。クリストフの話だった。クリストフもやっぱり最後はふるさとでって思ったのでしょうか。いま83歳、今年の9月から音楽監督をするらしいので84歳でことはじめ。2029年までということなので、89歳まで。ほな延長するで、っていう風になるといいですね。ライブストリーミングされた発表会で赤いマフラーを着用したしゃれたじじいが映っているぞ。ええな。

ジンクイエバルゾ。これからもお元気でますますのご活躍を。

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