ディアパソン・ドールという言葉をご存じですか。え?チョコレートのコート・ドールならわかる?食いしん坊だなあ。万歳ですなあ。
ディアパソンという雑誌がフランスにあって、単語の意味は「音叉」(おんさ)、チーーーーーーーンっていうやつですね。音の高さを知るためのU字型のフォークです。あれをチーーーーーーーンとやると442とかが分かるので、それに基づき音楽をやるわけです。合唱の方々とか必須ですわ。
そのディアパソンという名前を冠した雑誌がフランスにあって、毎月せっせと録音に対して金賞を出しているんですが、その中から年感最優秀賞っていうのを出していてですね、とりあえず3件、今年の最優秀賞が出て、記事が出されておりましたのでチェックしてきました。どうだ早いだろう。なに?私より早かった?ギャフン!!
まあそういわずに見てってくれよ。
ステファニー=マリー・ドゥガンが弾くルクレールの協奏曲12曲(3枚組)
ポエム・アルモニークによるモンテヴェルディ「聖母マリアの夕べの祈り」
ベルトラン・キュイエのル・キャラヴァンセライユが演奏するバッハの3台&4台のチェンバロ協奏曲集
この4種類だそうです。フランスの雑誌だからか、フランスが75%で、イギリスや独が25%という状況。これは実にしたり!ちゃんと4者からコメントを貰っていて、それぞれ悦ばしげなメッセージを寄せているので、上のリンクから見に行ってきてつかあさい。
マーラーをずっと振ってきたラトルがマーラーで受賞。めでてえ。
なお、聖母マリアの夕べの祈りっていうのは微妙に言いにくい(口にしずらい)ので、ヴェスプロっていうと通っぽく響くのでおすすめです。原語のタイトルがVespro della Beata Vergineっていうので、その最初の単語を言ったものです。あまり格好をつけようとしすぎると逆効果なのでそこは気をつけられたい。
さあ、今日も聴かん!良き音楽を!いやほんと、ルクレールの協奏曲12曲とか、バッハの複数のチェンバロのための協奏曲なんかもなかなか積極的に聴く機会もないかもですしね。


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