世界の音楽ニュース– category –
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イギリスの助成金問題
アメリカの文化芸術団体は政府から助成金をあまりもらわず個人の寄付とかそういうので予算を組み立てていく。ヨーロッパは助成金の割合が高い。イギリスはというと、その中間、という感覚のようです。 しかしこのたび、イギリスの助成金のお財布であります... -
アムステルダムのコンセルトヘボウで環境活動家がコンサートを妨害
ヴェルディのレクイエムが標的になりました。 環境活動家3名がコンサートに潜入し(チケットは買っていたのでしょう)、演奏中に突如立ち上がると、「我々は天候の危機のまっただ中にあり、船が沈みかけているのに静かに演奏を続けるタイタニック号のオー... -
新発見!バーンスタインの《弦楽四重奏のための音楽》(1936)が録音へ
バーンスタインの話題が続くなと思いながら書いています。 https://officeyamane.net/dearest-lenny/ そして、いまの若い人たちにバーンスタインという言葉はどれぐらいの感覚として響くのかという事が気になってもいます。私たち40代の世代にとってみての... -
ヴィヴァルディの失われた作品が世界初録音
ヴィヴァルディといえば四季、四季と言えばヴィヴァルディ。NHK式に記述するならビバルディ。 さて、ビバルディには何百もの協奏曲が残されていて、ほとんどがピエタという慈善院の女性音楽家たちのために書かれたものでした。私は昔は勝手に「女子のオー... -
ウィーン国立歌劇場で逮捕劇
ウィーン国立歌劇場では10月29日、「椿姫」が上演される予定だった。しかし開演前に酔っ払った男性客(55歳、ドイツ国籍)が罵詈雑言を他の客?に浴びせるなど、客席で大暴れしたため警察が出動。まず2人の警察がやってきて、男性に自発的に退場するよう促... -
バレンボイム、80歳記念コンサートをキャンセル
体調不良でコンサート活動からの一時的休止を表明しているバレンボイムの体調は本当に気になるところです。アジアツアーも降板、日本では代わりにティーレマンが出るとあり、バレンボイムの事は気がかりながらも、それはそれで大変興味深いことになってい... -
カナダ最大のピアノコンクール、ホーネンスは21歳のウクライナ人が制す
カナダのカルガリーで3年に一度行われているホーネンス国際コンクールは本来なら去年が開催年でしたが1年延期となり、今年開催されました。ホーネンス国際コンクールで優勝、入賞したピアニストは誰?一番有名なのはおそらくジャン=エフラム・バヴゼとセ... -
モスクワ音楽院教授ミハイル・ヴォスクレセンスキーがアメリカに亡命
驚きのニュース。ヴォスクレセンスキー、亡命。 1935年生まれ。モスクワ音楽院の教授として長く強い影響力を持ったピアニスト。日本人の弟子も多数いて、反田恭平の師でもあります。妻子とともにアメリカに亡命したというニュースを発見しました。 どうや... -
メトロポリタン歌劇場管弦楽団の新アソシエートコンサートマスターにアンジェラ・ウィー
おめでたいニュースです。メトロポリタン歌劇場管弦楽団のアソシエートコンサートマスターに若き女性が就任。ニューヨーク生まれニューヨーク育ち。ニューヨークのジュリアード音楽院でドナルド・ワイラースタインと川崎雅夫に学んだ。在学中からジュリア... -
ジュネーヴ国際コンクールが開催中、来週優勝者が決定
スイスのジュネーヴ国際コンクールは1939年設立。いろいろな楽器が入れ替わり立ち替わり開催される、ARD方式です(たったいま命名されました) 過去の入賞者は誰?ということで掘り返ってみると、ミケランジェリやショルティ(ピアノ部門で、ですよ)、ア... -
ウィーン・フィルの新しいコンサートマスターは25歳のパレスチナ人
超絶保守派のウィーン国立歌劇場とウィーン・フィルにおけるわりかし衝撃的なニュース、と言ってよいのだと思います。ウィーン国立歌劇場とウィーン・フィルの新しいコンサートマスターは25歳のヤメン・サーディ。若い!と思うかも知れませんが、コンサー... -
グレース・バンブリー(85)、脳卒中で入院
こういう書き方をするのはポリティカルコレクトネス的によくないのかもしれませんが、グレース・バンブリー(1937- アメリカ)は黒人としてオペラで大成功を収めた伝説的スター歌手で、いわゆる黒人オペラ歌手の先駆者の一人であります。偉大なメゾ・ソプ...