世界の音楽ニュース– category –
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ポリーニのザルツブルク音楽祭のリサイタルが開演直前に中止
マウリツィオ・ポリーニは今年1月で80歳。ショパン国際コンクールにおいて審査員の全員一致で優勝したのは1960年。もう62年も昔のことなのです。鋼のようなテクニックはすでになくなって久しいですが、「ポリーニという人そのものを聴く、体験する」それが... -
フィラデルフィア管弦楽団が英国で曲目を変更した理由
ヤニク・ネゼ=セガンが率いるフィラデルフィア管弦楽団は今週から15日間のヨーロッパ・ツアーにでかけることになっています。その最初の目的地であるエジンバラ音楽祭(英国)において騒動が持ち上がっているのであります。 そこではベートーヴェンの《第... -
恐怖の「ピアノ騒音殺人未遂事件」
私が子供の頃聞かされた話で「ピアノ騒音殺人事件」というのがあって、ピアノの音がうるさい、ということで確か隣の家の住人を殺してしまった事件でした。・・・っていまググったところWikipediaに項目があったんでちゃんと読んでみましたら、団地の下の階... -
ブロムシュテット(95)、来週からの夏のツアーをキャンセル
高齢になって転ぶのは危険だ、とはよく言われることです。「何歳になってもおかわりがない」そのようにも思われていた指揮者ヘルベルト・ブロムシュテット翁(95歳)が転倒したというニュースが電撃のように世界を駆け巡ったのは6月のこと。 いや、駆け巡... -
バーチャルリアリティでピアノを学ぶ時代へ
「ピアノ学習を、加速させる。」 素晴らしい言葉だ。いや本当に加速させたい。ピアノの学習は時間がかかりすぎて、ダルい。子供の頃からやってないとまともに習得できないとか、ずるい(しゃーない)。いや、。子供からやってたって難しいんやぞ。もっと早... -
ローマ歌劇場、史上最高の動員を記録
明るい話ならいつでも大歓迎です。ローマ歌劇場が夏に開催するカラカラ浴場(上の画像)での野外公演シリーズのチケットが「史上最高に売れたぜ!ヒャッハー!!」っていうニュースです。 https://roma.repubblica.it/cronaca/2022/08/10/news/teatro_oper... -
バレンボイムはいまどこに
バレンボイムが入院しているという気がかりなニュースがこの春にあって、もうバレンボイムも今年80歳になるんだし、とか思っていましたが、無事に復帰してパヤパヤと活動をされているという事を知り、めでたいことだと胸をなでおろしたものです。 私の数少... -
ユジャ・ワンがザルツブルク音楽祭でリサイタル・デビュー(急遽代打で)
ユジャ・ワンが先週金曜日、ザルツブルク音楽祭でリサイタル・デビューを果たしたのだそうです。もともとはエフゲニー・キーシンが予定されていたところ、「腕の調子がいまいち」ということでキーシンが急遽キャンセルしたため、その代わりとして、いわゆ... -
名作曲家の家に生まれるということ
親ガチャなんていう無慈悲な言葉が最近ちょっと出回っていましたけれど、親と子、というのは本当になんというか、めぐり合わせというのか運命というのか、親であれ子であれ、お互いに唯一の存在であって、なにがどうなったら幸せで不幸せなのかっていうの... -
テオドール・クルレンツィスの理想郷
ギリシャ人ですがロシアで学びロシアを拠点の一つとし、ノヴォシビルスクでムジカ・エテルナというオーケストラを設立し現在まで率いてきた変態系(褒め言葉として使っています)指揮者のテオドール・クルレンツィスは、ロシアのウクライナ侵攻後、なかな... -
星になったパヴァロッティ
ルチアーノ・パヴァロッティはその昔、ひげが生えていないときがあったんですよ。 って当たり前すぎる事を自分が書いたことに慄然としています。しかし、本当にキャリアの最初は髭なしだったんですよ。髭男爵になったのはいつのことだったのだろうか。信じ...