世界の音楽ニュース– category –
-
ミラノ・スカラ座で「海のオーケストラ」コンサート
海のオーケストラとはいかに。 これだけをきいて何を思い浮かべますか。海(船)の上で演奏する?海にまつわる音楽をオーケストラで演奏する?いいえ、海を走る乗り物で音楽をする。 言っている意味がよくわからないな。そうでしょうそうでしょう。 どうい... -
ファビオ・ルイージ、デンマーク王室から勲章を授与される
デンマークといったらクラシック音楽的にはなんですかね。ニールセン?それともブクステフーデ?それとも?ルイージ?ってイタリア人やんけ。まあ待て落ち着け。 2016年からデンマーク国立交響楽団の首席指揮者をつとめているイタリア人指揮者ファビオ・ル... -
さようなら小澤征爾
日本の戦後クラシック音楽界における象徴。巨人。 今後これほどまでの巨人は現れないのではないかと思われる日本の宝。残念ですが、来るべき日が来ました。2024年2月6日東京の自宅で、心不全で死去。88歳。 難しい漢字なのにみんな読める。それは小澤征爾... -
ガーディナーの復帰、延期に
サー・ジョン・エリオット・ガーディナーは昨年夏の暴行事件が明るみになって以来(歌手に暴言+平手打ち)、活動を全面的に停止したままとなっております。 今年の3月にヘンデル《エジプトのイスラエル人》を持ち歩いてツァーする(3/18バルセロナ、3/20... -
リーズ国際コンクールに新ルール導入
リーズ国際コンクールと言われて詳しい方ならルプー、ペライア、シフ、内田光子、フォークトといった名前が出てくるでしょう。シーララ、ソヌク、グリャクぐらいまで出てきたら相当で、前回の覇者ベイセンバエフはカザフスタン人、98年生まれ25歳とまで言... -
2024年のグラミー賞が発表される
グラミー賞、クラシック音楽におけるグラミー賞の意味というものがますます薄まってきているのではないかと思っています。そもそも新しい録音に興味のある人がいぜんほどいないというのが一番の要因で、なぜ興味が出ないかというと、同じ曲を同じように録... -
ジュリアードの新しい教授は、チャイコフスキー優勝者
ジュリアード音楽院という言葉は、私の感覚で言うとなんというのでしょう、憧れの存在というか、ハーバード大学とかそういう言葉と同じような立ち位置にある、と感じていたし、いまでもそうなんじゃないのと思っていたりもするわけなんですね。 スーパーマ... -
今年のジーメンス音楽賞はチン・ウンスク
エルンスト・フォン・ジーメンス音楽賞、略してジーメンス賞は現代音楽の振興に努めている賞でして、ドイツの家電メーカーっていうのか大企業ジーメンス一家の一人エルンスト・フォン・ジーメンスさんにちなんだ賞ですね。なにがすごいってその賞金。いっ... -
ハレ管が20年かけて作成したアーカイブをオンラインに掲載。とりあえず1858年から1990年まで分。
20年かかったらしいんです。むちゃくちゃかかってるな。 アーカイヴを作成するというのはものすごく時間がかかるし、控えめに言ってかなり面倒な作業であることは間違いないのです。やらないかんよなリストには入っているが、常に「時間が出来たら」状態で... -
4名の指揮者の新アポイントメント
この数日、続々と音楽監督や首席指揮者が発売、じゃなくて発表されておもしろいなと思ったという話です。重なったのは全くの偶然、たまたまだと思うんですが、続々と、という感じが気持ちいいなって。 トーマス・ヘンゲルブロックはパリ室内管弦楽団の音楽... -
マイケル・ティルソン・トーマス、間もなくサンフランシスコ交響楽団との最後の定期演奏会
マイケル・ティルソン・トーマスが定期演奏会に出席するのはこれが最後、というアナウンスのもと、ただいまマーラーの5番、3公演に出演中のマイケル・ティルソン・トーマス。当然のごとく超満員で、昨日、おとといと素晴らしい演奏会になったようです。今... -
メトロポリタン歌劇場の危機
危機感は常に持ち続けないといけません。立ち止まってしまうとすぐにそこから落下していくのです。登って行くのは大変だが落ちるときは一瞬、とはよくいう話です。 メトロポリタン歌劇場はどうでしょうか。観客の動員数は昨シーズンから10%増えて73%にまで...