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今年生誕200年を記念したブルックナー交響曲全集(パイプオルガン版・世界初)が来月リリースへ

奇遇だなと思いました。私は昨日午後、ブルックナーの交響曲のオルガンバージョンの話をとある方としていて、アハアハと楽しんでいたのでした。タイムリーすぎる。

ブルックナーの交響曲はきっとオルガンと相性がいいんだろうな、というのはなんとなくみなさんもご同意頂けるんではないでしょうか。なぜならブルックナーは作曲家になる前はオルガニストとして名前を轟かせていたから。スーパーオルガニストだったんだね。

田舎っぺで、服はヨレヨレで、骸骨のことばかり考えていたヘンタイだったかもしれない。だがオルガンの腕は超一流で、パリでもロンドンでも大評判だったというではないか。そんなブルックナーの作曲の根源というか、作曲法というか、その根底にはオルガンという楽器があったのかもしれない、と考えるのはあり得ないことではないし、普段から実践していた楽器が作曲に影響を与えてたとしてもなんの不思議もないですね。

つまり、日本人が愛してやまぬブルックナーの交響曲をオルガンでやることは、さほど違和感のあることではなかろう、ということです。

だがまさかしかし全曲を録音しちゃう人が現れるとはおもわなかったな。2024年つまり今年はブルックナー生誕200年だから、それにあわせてやっているんですね。調べてみれば4年かかけてやっていて、日本でも話題になっていたんですね。いよいよ来月、全曲セットが発売になると!

誰やこんなアホなことをやったのはと見れば、ハンスイェルク・アルブレヒトやんけ。10年ぐらい前にミュンヘンバッハ管弦楽団と日本ツアーやってたおっちゃんや。ブルックナーの交響曲をオルガンでやるなんて、カール・リヒターが墓の下で泣いているぞ!(大喜びかもしれない)

どういう風に関わっているのかはわからないけれど、クリスティアン・ティーレマンも支援していると書かれていますね。おもろい。ティーレマンはブルックナーが大好きだと言っていましたが(実はご本人から直接聞いたことがあります)、オルガン版も認めるということだね。ティーレマンのお墨付き?なら間違いねえや!

では実際にどんな音が。こういう音が。

さあ!乗ろう、このビッグウェーブに!!

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