シュターツカペレ・ベルリンの音楽監督を30年つとめているバレンボイム、昨年秋に病気で活動を一時停止していて、あちこちから「もう指揮は無理だろう」という声を聞いていました。「ピアノは弾けるかもしれないが、指揮はもう無理だろう」というのです。
素人目には、ピアノの演奏よりも指揮の方が可能そうな気がしたのですがそういうものでもないのか・・・と山形市で驚愕したものでした(なんで山形市?)。
しかし、バレンボイムは不死鳥だった。バレンボイムはフェニックスのように指揮に戻ってきました。つい数時間前にベルリンで《第九》を振ったというのです。椅子に座って指揮したというのですが、足取りはしっかりしていたとのことであります。素晴らしい。感動的だし、力を貰える。
バレンボイムがやる気を出したのは、ティーレマンがアジア・ツアーで成功している、シュターツカペレ・ベルリンと上手くいって名演を繰り広げている、という情報が入ったからではないか、という話もあります。こうしてトップ音楽家同士でお互いを刺激し合うというのは素晴らしいことではないかと思うのです。昨夜からトップ音楽家同士の恋の話なんかも盛り上がっておりますが、ぜひそういった方々も音楽面でも高めあって行って欲しいと思います。
新年のニュース
・バレンボイム、指揮に復帰
・2024年のウィーンフィル・ニューイヤーコンサートはティーレマン
・反田恭平と小林愛実が結婚
・クラウス・マケラとユジャ・ワンは熱々
2024年はみなさんにとって明るい年になりますように。年の初めは明るいニュース、めでたいニュースがふさわしい。
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