アメリカはとんでもなく大変なことになっていますけれど、動揺するアメリカにあっても、若者たちは夢をもって育っていて、夢を助けたいと思っている大人たちがいる。ニューヨークのリンカーンセンターは、1976年に創設なのでもう50年にわたって若者たちにこの賞を与え、キャリアアップを援助してきました(もう一つエイブリー・フィッシャー賞というのもありますけれど、こちらはもう少しパワーアップ版というか、よりキャリアを積んだ人をさらに加速させるというもので、こちらは隔年というか、ランダムに数年おき。エイブリー・フィッシャー・キャリア・グラントは年一が基本です)。
そう、そんなわけで3月末はエイブリー・フィッシャー・キャリア・グラント。いまアメリカのインフレがどんだけやばくて、どれほどの生活費がかかるのかは判りませんが、ともかく2万5000ドルをバーンと貰えれば、イヤッホウ!!なことは誰だってそうだと思いますね。
今年もそんな季節がやってきたのだなあ、と思います。いまをときめくショパンコンクール優勝者エリック・ルーも2021年に受賞しているよというと、あれま、と思われるかたもおられることでしょう。そう、何度でも、この賞を取り上げる度に書きますけれど、ユジャ・ワン、ヒラリー・ハーン、ギル・シャハム、ジョシュア・ベル、ジェームズ・エーネス、パシフィカ弦楽四重奏団、アウグスティ・ハーデリッヒなどが受賞しているのです。
もちろん、受賞がゴールではなくて、ここからさらに研鑽を積み、運をつかんだ者がキャリアを伸ばしていくわけですが、上のキャリアへの一つの門として機能するのです。門が開く。バーン!ドーン!ビヤー!ですよ。もう一回言いましょうか?
やめときますね。今年の受賞者は4名(その時々によって人数は変わりますが毎年5名前後の複数名です)。ピアノのドミトリー・ユーディン、チェロのリーランド・コー、ヴァイオリンのネイサン・メルツァー、そして若尾圭良。ボストン交響楽団のオーボエ奏者若尾圭介さんのお嬢様です。
皆様の今後の活動に注目したい。


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