どういう表現かと思いますね。しかし事実なんだから事実をそのまま伝えるよりない。
サラ・ウィリスは誰?ベルリン・フィルのホルン奏者として2001年からもう20年以上もの長きにわたって演奏し、圧倒的な存在感を放つ人物。アメリカ出身のマンマミーア!それがサラ・ウィリスです。その昔、不肖私もホルン・カルテット日本ツアーのサポートをしたことがあるよ。サラさんはどこへ行っても人気者さ。サイン会だってもちろん満面の笑みで。
サラ・ウィリスはベルリン・フィルで演奏するだけではなくおもしろインタビュー動画とか教育プログラムとかチャリティとかにも深く関わってきており、いろいろな意味でホルン界隈に与えてきた影響は並々ならぬものがあると思います。
そこんところをロイヤル・フィルハーモニー協会に目をつけられたわけだね。いいね。名誉会員になる栄誉をえたのであります。ワーグナーと並ぶ、と書いたのはそういうことな。
SARAH WILLIS AND URSULA JONES AWARDED RPS HONORARY MEMBERSHIP – RPS
つまり名誉会員っていうのは、1826年に設定された(なんと198年前だ)システム?で、最初に資格を得たのがウェーバー、ほんでそんつぎメンデルスゾーン、ベルリオーズ、リスト、ワーグナー、ブラームス、ヴェルディ、ドヴォルザーク、クララ・シューマンなどと続いていくわけ。まてまて、メンデルスゾーンと同じ名誉会員っていうの、ワーグナーは気にしなかったのか。さんざんメンデルスゾーンをディスっていたくせに。
ま、いっか。
近年ではジョージ・ベンジャミン、エヴェリン・グレニー、マリン・オルソップ、サラ・コノリーなんかも会員になっていると。全リストはここにあるから眺めにいっておったまげてほしい。それほどにすんごい名前が並んでいるから。
そこに加わったということなんで、これは名誉以外の何者でもないズラ。
コメント
コメント一覧 (1件)
興味深い話題をありがとうございました。
全リストも見てみましたが、物凄い人達ばかりが並んでいますね。サラ・ウィリス氏は、ホルン奏者なので、英国の伝説的ホルン奏者である、デニス・ブレイン氏を探してみましたが、ありませんでした。一方で、金管楽器奏者では、ブラス・アンサンブルの史上最高の貢献者である、フィリップ・ジョーンズ氏は、ありました。
何れにしても、サラ・ウィリス氏は、ベルリン・フィルでも豊かな低音を特徴とするスター奏者であるとともに、クラシック音楽の啓蒙という観点での活躍が高く評価されたのは、嬉しいことです。