ベルリン・フィルがチャリティコンサートを12月20日の16時から急遽開催することになりました。この日の20時からはバレンボイム指揮、アルゲリッチのピアノでのコンサートが予定されていて、その日の午後をこの公演のために用いるということです。
このチャリティコンサートは「Together for Humanity」と題され、いろいろな思いが込められているのだと思うのですが、人間らしさ、思いやり、他人に対する理解、やさしさと共にありましょう、そのような意味合いを持つのだと思います。
すべてのイスラエル人の人質の即時解放、そしてパレスチナとイスラエル双方の市民の保護を求める、とウェブサイトにはあります。暴力を終わらせよう、希望を失ってはならない、と。コンサートの収益はすべてイスラエルとパレスチナの平和団体に寄付される。ベルリン・フィルというクラシック音楽界におけるアイコン的存在がこのようなアクションを起こす意味は大きい。
参加するアーティストはアルゲリッチ(夜に協奏曲も弾くんすよ)、トーマス・ハンプソン、スティーヴン・イッサーリス、アンナ・プロハスカ、クリスティアン・テツラフ、ジェラール・コセ、アミハイ・グロス、キリル・ゲルシュタインなどといった顔ぶれ。全員の名前はこうなっています。
Berliner Philharmoniker
Kirill Petrenko conductor
Martha Argerich piano
Iddo Bar-Shai piano
Kirill Gerstein piano
Guy Braunstein violin
Elias Elias violin
Daishin Kashimoto violin
Christian Tetzlaff violin
Gerard Caussé viola
Amihai Grosz viola
Steven Isserlis violoncello
Ludwig Quandt violoncello
Emmanuel Pahud flute
Stefan Dohr horn
Gil Dor guitar
Taiseer Elias oud
Anna Prohaska soprano
Thomas Hampson baritone
Mira Awad vocals
Noa vocals
チケットは25ユーロと抑えられており、2400席売れたら60000ユーロ(およそ930万円)となります。金額としては大きなものではないかもしれないが、人々の注意を向け、さらなる行動へと促すものとなってほしい、という思いがあるのだと思います。なお、当日のホワイエで、また直接口座振り込みでのさらなる寄付も可能。
コンサートの詳細は以下:
Together for humanity Benefit concert on 20 December – Berliner Philharmoniker
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