英国王室の歴史をひもときますと・・・とかかっこいいこと書いてもすぐに教養がないのがばれますが、エリザベスI世は音楽を好んで演奏したということが伝わっておりまして、鍵盤楽器だのリュートだのを演奏されたのだとか。こういう絵も残っております。これ、リュート。カラー(襟)のサイズなら抑えめです。
女王エリザベスII世が楽器の演奏をどの程度されたかはわかりませんけれど、スピーチの最中に金色のピアノが映り込んでいたりもします。
やはり英国王室と音楽とは、程度はともかく、関係があるのかなと思いますね。
それでは新しく国王になったチャールズIII世はどうか。チェロを演奏します。なるほど、とはいえ、その腕前はそれほどのようではなくて、趣味、あるいは教養の範囲であったような感じ。
https://www.classicfm.com/discover-music/prince-of-wales-cellist-conductor-patronages/
しかし大切なのは腕前がどうこうではなくて(忙しいから練習する時間がないのは当然かなと)、チェロを演奏される、その事実であって、それを受け止める側がですね、そちらの気持ちがスパークして、高揚して、おっしゃもっとがんばろう!というモチベーションとなるだろう、ということです。あるいは、チェロという楽器、あるいはクラシック音楽というジャンルにスポットライトがその瞬間にでも当たって、関心を持つ人が増えること、それこそがチャールズ国王がチェロを演奏されることの意義なのです!!バーン!!
いや待てけっこう無理矢理感があるって?でもこれって、わりとけっこう正しいと思うんですよね。
どうかこの映像を見てほしい。皇太子時代(1988年の映像です)にチェロを構えてみせているお姿を。
むしろこの動画のメインはダイアナ妃。世界があこがれたダイアナ妃がピアノを演奏して見せている。ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番のフレーズを恥ずかしそうに一瞬奏でている。おお!!ホロヴィッツがラフマニノフの2番を一瞬演奏してみせる動画並みに興奮するのでは?(例えがマニアックすぎて申し訳ございません)。
本日も2度のお詫びから入らせていただきました。お詫び、大事です。みなさまどうぞよい一日を。
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