想像力を逞しくすることの大切さ

年を重ねますと、いろいろなことへの感度が落ちてきて、心があまり動かされなくなるというか、むしろ自分ではなく子供たち、いろいろなことに好奇心を持ち、心を躍らせている子供たちを見て魂を揺さぶられたり(おおげさ)なんかもするわけなんですけれども、想像力とか好奇心とか、そういうものっていつだって大事なんことだよなと思いますね、ええ。

なんでいきなり訳わからんことを書いているかっていうと、台湾出身の国際的ヴァイオリニスト、レイ・チェンストラディバリウス「ドルフィン」を貸与されるというニュースを見たからです。

https://www.thestrad.com/news/violinist-ray-chen-acquires-a-strad/15413.article

本人が満面の笑みで喜んでいるツイートは以下↓そりゃそうすよね。何億円もするウルトラ高価な楽器を何年も演奏できるわけですもんね。

https://twitter.com/raychenviolin/status/1569315485648584704

あードルフィン、この楽器は確か諏訪内晶子さんが使用していた楽器だな、ぐらいは覚えていましたけれど、いまさらながらどうしてドルフィンって言うんですかね。きっと誰かが名付けたんでしょうね(当たり前や)。

調べてみましたら19世紀に「裏面の模様がイルカを想像させるから」ということでドルフィンと、そのように名付けられたということでした。まあそのまんまといえばそのまんまですが、そこで模様を一度、日本財団のページに行って見てきていただければと思うのですが、

https://www.nmf.or.jp/instruments/post_282.html

これでイルカに・・・・見えるか、見える?見えます???

確かにシュッとしていて、模様について言えば曲線美というよりも直線的な縞模様というか、そういうのが特徴的なような気はしますが、それでも、イルカにはとても見えないというのが個人的な感想。

これは私の想像力が足りないのでしょうか。もしくは名付け親の楽器商には、私の感性にはない類いの想像力が働いいていたのでしょうか。ほらほら、これイルカに見えるよね、って突如ひらめいたのかもしれない。当時の周りの人たちも「そうだそうだ!」と同意したのかもしれませんし、同意していないかもしれない。なので(なので?)、ドルフィン。

その昔、夜空に輝く星と星をつないで様々な星座が考えられたようですが、それだって、どうしてそう見えるのかちっともわからなかったやつ、多いですよね。プラネタリウムで説明を受けても全然わからなかったですよね。

現代を生きる昭和52年生まれのおっさんには想像力がなくていけないな、と反省しました。今日からは想像力たくましくして生きたいと思います。

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