コンサートの妨害をする環境活動家のテロへの正しい対処法

環境活動家が今度はスイスのルツェルン音楽祭に現れました。しかも今回は演奏のまっただ中に現れた。さらにはブルックナーという、クラシック音楽といっても古今東西いろいろあれど、最もコアな客が集う、最もオタク的要素の高い、最もやべー演目だ。おや、汚い言葉を使うな?

2023年9月8日、ウラディーミル・ユロフスキの指揮するバイエルン国立管弦楽団(バイエルン国立歌劇場のオーケストラ)がブルックナーの4番の演奏中に、突如20歳と28歳の活動家がステージに上がり、演説をぶった。

LUCERNE FESTIVAL: CLIMATE ACTIVISTS INTERRUPT CONCERT, ORCHESTRA PLAYS ONarchyde
https://www.archyde.com/lucerne-festival-climate-activists-interrupt-concert-orchestra-plays-on/

映像もあって、これ。これ撮ってるのはきっとお友達かお仲間やな。

https://twitter.com/Renovate_CH/status/1700235500613783838

ちょっと待って一列目ガラガラやんどういうこと。

ユロフスキは彼らを前にそのまま10分演奏をしたという。想像でしかないけど、ユロフスキも「どうしよう」って悩んだと思うけれど続行を選択。これは一つのやり方か。その後(楽章の終了後?)、ユロフスキは二人に話しかけ、演説のチャンスを与えたという。沸き起こる激しいヤジに対してユロフスキは、「彼らに話をさせろ、でなければ私はすぐにステージを去る」とも発言。4分間演説した彼らはユロフスキと握手して平和的に退場。

しかし本当にこれはいけない。この二人は親にどういう教育をうけたんや。人様の迷惑になるようなことはするな、人として恥ずべき行動はするな、お母さん恥ずかしいわほんま、と教えらんかったんか君らは!!!(実に日本的な発想)。

しかしユロフスキの対応は大人だと言えるのか。ガス抜きの意味である意味正しいのかもしれない。対立を無駄に煽らないという意味で一つの選択肢なのかもしれません。でもそれはそれで「話を聞いてくれる人らや」となつかれてしまっても困りますね。事実彼らはユロフスキに感謝しているようですが、みんな呆れてると思うよ。やるなら劇場の外とか、せめてロビーで平和的に話しかけるとかしてくれよ。上演中はだめだ。もうちょっと大人になろうよ。世の中ユロフスキみたいに大人な対応が出来る人ばかりとは限りませんよ。80歳の指揮者G氏(匿名希望)なら汚い言葉をさんざん浴びせた上で平手打ちやグーパンしてたかもしれんぞ。

あと、私は思うんですが、環境活動家の皆様におかれましては、多分クラシック音楽の演目とかはそこまで詳しくはないと思うのですけれど、ブルックナーやマーラーで現れるのはやめたほうがいい。ただでさえ共感を得られにくい行動なのに、コアなファンはブルックナーやマーラーを汚されたと思うとめちゃくちゃに切れると思うので100%逆効果ですね。さらに言うとバイエルンって言ったらブルックナーが国王ルートヴィヒ2世に7番の交響曲を献呈を許された、言ってみればブルックナーの聖地の一つやぞ。

リスペクトが足りない。やり直し。

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