ペータース版はピアノを勉強した人なら必ず、いや、必ずと言い過ぎてはいけませんね、たぶん見たことがあるし使ったこともあるクリームに緑っぽい縁取りの楽譜。私が大学生だったころ「ペータースは使うな!間違いだらけだ!」とかいう先生もおられましたけれど、そういうことなら例えばジョン・ケージの4’33’’の楽譜だって間違いだらけなんだろうか。むしろ間違いがあったらやばくないか。いや、間違いだってチャンスオペレーションだからいいんだよ(意味不明)。
1800年にライプツィヒで創業して以来様々な楽譜を出版してきた創業223年目の老舗、ペータース社が売却されたのは、どうして?どうやら長く会社を経営してきた親族間でゴタゴタがあったみたい。買ったのは誰?イギリスのワイズ・ミュージック・グループという。
https://www.edition-peters.de/newsdetails.php?articleID=IN00381
私は楽譜出版関係に疎いのでワイズなる方々を存じ上げておりませんでした。軽くググってみたところイギリスの大きな会社のようで、すでにシャーマーやノヴェッロといった老舗ブランドも抱えている、と。なるほど。集合体ですね。コングロマリットというと言い過ぎですが、複数のブランドを抱えて、それぞれから収益を上げていくと。
いろんな飲食店を経営する会社ありますやん。武蔵野市に本社がある松屋フーズだって牛丼の店だけじゃなくてステーキの店とかカレーの店とかとんかつとかお寿司屋さんとかやってますやんね(松屋の場合は買収してブランドが増えていったのではなく多角化の結果かもしれません)。そういうもんでしょうね。小さくやっていると儲けがなかなか生まれないが、ブランドをたくさん持つことでいろいろと省力化されて、膨大な儲けが生まれるのであろう。たぶん。今日も頭がぼーっとしているのでテキトーに書き飛ばしています、すいません。
買収されたからと言ってもペータース版が消滅するわけではなく、楽譜はそのまま販売を続けられる。もしかすると今後はデジタル楽譜も販売されるようになるのかな?デジタルでレンタルも、されるかな?
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