いや、ご関係者から漏れ聞いているところによりますと、もっと前から決まっていて活動もしていたっぽいですが、ウィーン・フィルのアカデミー生13名が公表されたようです。って前から出てたかな?
まあいっか。アカデミー生ってなにっていうと、つまりユースですね。サッカーにもユースがありますよね、若い頃から次世代を育成していって、これはと思う若者を引き抜いて、実際の試合で投入する。そこで目覚ましい活躍をしたら、ほらね、もう決定だ。君、あしたからレギュラーね。ロッカーはそこだ。40秒で支度しな!!
まあさすがにそこまで爆速で決まるものではないと思いますけれど。実際にはウィーン・フィルに正式に入団できるまでは試用期間に入ってから3年かかりますもんね(アカデミーは試用期間ではないところに注意)。ウィーン・フィルは試用期間が特別長いんですよ。それに関して、なんのかんのと詳しい方にハイボール片手に教えて頂いたこともありますが、特に公表されているものでもなさそうなので、間違っているといけませんので、噂話としては聞いている、としておきます。思わせぶりでごめんね。ショパンでいま気もそぞろなんで許してつかあさい。
さて、ウィーン・フィルのアカデミーというのは実は歴史がまだまだ浅くてですね、2018年にスタートしたばかりなので、7年しか経っていないんですね。でもそうやって育てようというのは、いろいろなリスクヘッジの表れだと思うんですよね。オーディションで受かっても、いざ一緒に仕事してみたら全然あわんかったみたいなことも起こるわけです。イブラヒモビッチならどこでもうまくフィットするかと言ったらそうでもないかも、というようなことと同じですね。
職場ですもん、社会ですもん、あうあわないはありますよね。ウィーン・フィルはとくに超絶激務かつえり好みが激しそうな人たちのように思えますから、そんなオケでうまくやっていける人を見つけるのはとても大切大切&大切。そう、大切なのです。大事なことなので4回書きました。
しかしアカデミーに合格した人たちはさぞ嬉しいでしょう。実践が人を成長させる。若い時の実践ほど、身につくこともない。アカデミーに在籍できる2年の間にどれだけの爪痕が残せるか、それが重要なのだ!将来のウィーンフィルメンバーを目指しみなさま、ファイッ!!
Tobias Achleitner – Trombone
Melin Açikel – Bassoon
Katharina Auer – Violin
Markus Bauer – Horn
Benedikt Huber – Double Bass
Mei Kaneko – Violin
Constanze Koblitz – Violin
Valentin Lemberg – Clarinet
Antonia Ohnimus – Viola
Matis Rullière – Trumpet
Isabella Schwarz – Oboe
Endre Steger – Violoncello
Katarina Zvonar – Flute
日本からはヴァイオリンの金子芽以さんが入っている。頑張ってください。先生も喜んだはったで!!
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