集客に苦しむメトロポリタン歌劇場の3つの新たなる取り組み

集客に苦しむ、とか書くと良くないのでしょうか。しかし巨額の寄付金詐欺(もらえるはずがもらえなかった)という不幸な話もあったりなんかして、また基金に手を着けざるをえなかったわけですが、まあ、それは集客とは別の話なわけですが、しかし世の中はゼニ。容赦のない現実がある。

人が集まるところにはゼニも集まる。しかし、ガラガラの歌劇場に誰がお金を出す?出す人もいるかもだけど、なかなかそのモチベーションは上がりづらい鴨ですね。人が集まっているから、なんやなんや、俺らも行ってみたい鴨、お金出して良い鴨。ほらね、鴨が葱をしょってドヤドヤとやってきた鴨よ?

えっ?ドヤドヤって死語?昨日うちの子「さいざんすか」って言ってきて、さすがに古いマンガを読ませすぎたか(オバQとか)、とちょっと震え上がったんですが、まあいっか。

ではメトロポリタン歌劇場は手をこまねいてぼんやりしているのか。そうではない。なんとかしよう!若者を呼び込もう!オペラはクールだって思って貰いたい!そういうことで動いているんだと思うんですよ。今日はこれから出かけるんで時間がないからちゃんと本家本元、一次ソースにしっかりあたっていないので、むかしからあるのか、次のシーズンからはじめてやるのかちゃんと理解できておりませんが、とりあえずオペラワイヤが伝えるところによると、メトロポリタン歌劇場は3つの新たな取り組みを発表したということだそうです。

1:オープニング・アクト
インタラクティブなファミリー向けワークショップシリーズを新たに展開し、最年少の観客にもオペラをお届けします。4歳から8歳までのお子様とその保護者の方を対象に、動き、遊び、体験型アクティビティ、そして特別なパフォーマンスを通して、演劇における物語表現の基礎を探求します。

ちょっと言ってることがわからないけど、まあ「初めてのオペラ」ということで、ワークショップをして理解度を上げよう!難しさのバーを下げようということでありましょう。オペラを観るまでに日曜日に4回、4時間ずつ(長っ)のワークショップを開催。4-6歳児むけと6-8歳児向けがある。保護者と子どものペアで200ドル、子ども一人追加するごとに50ドル。高いっ!!

2:チューズデー・トーク
これは音楽学者とメトロポリタン歌劇場の職員による無料の開演前のレクチャー。ま、プレトークですね。開演1時間前に行われると。チューズデーだから毎週火曜日に開催。火曜日の集客率が一番よろしくないからなのかも、と想像することも可能。

3:メト・アンダー40プログラム
なるほど、40歳以下は若者として扱うわけだ。日本でも若者向けの割引チケットがありますけれど、40歳以下というところはなかなかないかも。さらに開演前のパーティーも開催する、とのこと。これまでもパーティーはときどきやっていたが、倍の20回に増やすとのこと。

さて、これによってメトロポリタン歌劇場の集客率はアップするのか。そしてこれをご覧の皆様におかれましては、ご自身の劇場、団体などの集客率アップのヒントがありましたでしょうか。

当たり前のことやってるだけやん、とか思ったあなたは先進的だ!私たちにどうすればいいか教えてほしい。

がんばりましょう。

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